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【便秘、お腹の張り、熱こもりに効く】スイカと塩麹の冷製トマトスープ|3工程で綺麗になる薬膳ズボラ飯

Hanako.tokyo / 2023年8月1日 18時30分

【便秘、お腹の張り、熱こもりに効く】スイカと塩麹の冷製トマトスープ|3工程で綺麗になる薬膳ズボラ飯

暮らしを維持し続ける。それだけで結構みんな頑張っている。だから、たまの“頑張らない日”に、頑張らなくても、自分を養い、満たすことができるご自愛レシピをご紹介。今回は、

便秘、お腹の張り、熱こもりに効く「

スイカと塩麹の冷製トマトスープ」。薬膳の智慧を借り、3工程で心も体も満たす一品をどうぞ。

監修:山口りりこ 薬剤師、国際中医師、薬膳師

やまぐち・りりこ/株式会社kampo lab代表取締役社長。星薬科大学を卒業後、薬日本堂に入社。漢方や薬膳に魅了され、黒龍江中医薬大学日本校・遼寧中医薬大学日本校にて国際中医師・国際薬膳師を取得。現在は、無添加食品の複合施設〈食良品店 FOOD LAB〉を運営する傍ら、漢方薬店〈kampo's〉にて、漢方相談、薬膳相談、薬膳商品プロデュース、企業の商品監修などを行う。

熱こもりとお腹の不調に効く、スイカと塩麹の冷製トマトスープのレシピ

体には“火”と“水”どちらも必要(詳細は記事下部)。気温が高くなると、

体内も火の勢いが増し、便秘やお腹の張り、熱中症、イライラ感など熱の症状が。アイスや氷入りドリンクで急激に冷やすのでなく、

トマトやスイカなど熱を取る清熱食材をうまく使い、胃腸の機能を高めていきましょう。



【こんな症状に効く!】
便秘、お腹の張り、熱中症、イライラ、夏バテ、胃腸の不調



【食材の効果・効能】


塩麹:腸内環境を整える


レモン汁:夏バテ予防に効果的



材料(1.5〜2人分)
トマト大:1個
スイカ小:200g(皮なし)
塩麹:5g
レモン汁:5mL
オリーブオイル:15mL



作り方
1. トマトの皮を湯剥きして一口大にカット。スイカも一口大にカットし、種を取る。

2. すべての食材をミキサーやブレンダーに滑らかになるまでかけたら、冷蔵庫で冷やす。

3.器に入れて、お好みでミントや陳皮を添えて完成。

おすすめの薬膳プラスアルファ食材



陳皮(みかんの皮):胃腸の機能を高め消化を助ける。


ミント:気を巡らせ、心身ともにスッキリ。

※無添加食品のセレクトショップFOOD LABでは、陳皮をはじめ、山口さんが厳選した薬膳食材が購入できます。

FOOD LAB公式サイトはこちら

揺らぎと上手に付き合うために。“薬膳”を暮らしに

季節やライフステージ、身を置く環境によって、

日々変化する心と体。ある時は、不調なくハツラツとしていて、またある時は体に痛みを抱えていたり、不安や焦りが強くなったり。このように

誰しもが持っている揺らぎと、上手に付き合うことは、毎日を穏やかに、そして人生を豊かにするうえでとても大切なこと。

そこで、

強い味方になってくれるのが“薬膳”です。言葉だけ聞くと、なんだか難しそうなイメージが先行してしまいますが、「

旬の食材を食べる」、実はこれも薬膳の一部。旬の食べ物にはその季節に食べたい薬膳的な役割があることが多いのです。



薬膳とは、簡単に言うと中医学の理論(※)に基づき、季節や体質、体調に合わせた食材や生薬を組み合わせて食事を作る食事療法のこと。上手に取り入れることで、多くの人を悩ませる“なんとなく不調”にアプローチできるのです。

※中医学は2000年以上前の古代中国で誕生し、それが日本に伝わり、独自に発展したものが漢方医学。

気血水論、五行論で今、自分に必要なものを知る

今回は、その軸となる

気血水論

五行論について簡単に解説します。中医学では、体の構成要素を「

」、「

」、「

」と考え、この3つが

過不足なく循環している状態を健康と捉えます。生活習慣の乱れで、どれかが不足したり、流れが滞ると不調に繋がっていきます(体質チェックは下記参照)。

また、自然界にあるすべてのものは「

」、「

」、「

」、「

」、「

」、5つの要素に当てはまり、

互いに抑制しあったり、助け合ったりして循環しているという考えが五行論。例えば内臓は、「

」、「

」、「

」、「

」、「

」に分類され、同様にそれぞれに対応する体の部位や機能、感情、季節、食べ物があります。

例えば、梅雨は五行論では「土」に該当し、「土」の性質を持つ、脾(胃腸)の機能が下がりやすく、「土」の性質を持つ黄色くて、甘い食べ物(カボチャや大豆)を食べることで、その機能を補うことができます。

このように、薬膳の理論を知れば、その時の心身の不調や季節をヒントに、

今の自分を養う食材を知ることができる。それぞれの要素が五行のどれに当てはまるのかをまとめたものを「

五行色体表」といい、ウェブサイトなどで簡単に調べられるので、自分の不調に合った食材を毎日の食卓に取り入れ、暮らしの薬膳を実践してみてくださいね。

自分に必要な養生がわかる体質チェック

薬膳の基本的な考えを押さえたところで、下の体質チェックシートで、自分の今の心身の状態=気血水の状態をチェックしてみましょう。それぞれ、補うべき食材とおすすめの養生法をご紹介。

スイカと塩麹の冷製トマトスープは、ストレス気滞タイプに特におすすめです。ぜひ、作ってみてくださいね。

お疲れ気血不足タイプ



Check Point
疲れやすい
寒がり・冷房に弱い
皮膚が薄い・青白い



おすすめの食材
穀類、芋類など甘みを感じる食材。消化に負担のかからない食材。



おすすめの養生法
体を温めしっかり休むことが大切。よく噛み、腹八分目を心がけて。ストレッチなど息が切れない運動がおすすめ。

むくみ水滞タイプ



Check Point
雨の日・低気圧で体調不良
ぽちゃぽちゃ水太り
胃腸が弱い



おすすめの食材
黒豆、小豆、枝豆など豆類。とうもろこし、白身魚、生姜、山椒。



おすすめの養生法
脂質、糖質の多いものはむくみの原因に。温かいさっぱりしたもので水はけの良い体づくりを。

ストレス気滞タイプ



Check Point
呼吸があさい
イライラしやすい
便秘がちで、お腹が張りやすい



おすすめの食材
パクチー、セロリ、大葉など香味野菜。トマト、スイカ、きゅうりなど水分の多い食材。



おすすめの養生法
ストレスは気を停滞させる要因に。深い呼吸や、良い香りでリラックスし、体の力を抜くことが大切。

cooking:Ryota Kawashima photo:Hikari Koki edit & text:Hinako Hase

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