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【冷房による乾燥、美肌、生理前のほてりに効く】体の潤いを補うネバトロそうめん|3工程で綺麗になる薬膳ズボラ飯

Hanako.tokyo / 2023年7月20日 10時0分

【冷房による乾燥、美肌、生理前のほてりに効く】体の潤いを補うネバトロそうめん|3工程で綺麗になる薬膳ズボラ飯

暮らしを維持し続ける。それだけで結構みんな頑張っている。だから、たまの“頑張らない日”に、頑張らなくても、自分を養い、満たすことができるご自愛レシピをご紹介。今回は、

冷房による乾燥や生理前のほてりに効く「

体の潤いを補うネバトロそうめん」。薬膳の智慧を借り、3工程で心も体も満たす一品をどうぞ。

監修:山口りりこ 薬剤師、国際中医師、薬膳師

やまぐち・りりこ/株式会社kampo lab代表取締役社長。星薬科大学を卒業後、薬日本堂に入社。漢方や薬膳に魅了され、黒龍江中医薬大学日本校・遼寧中医薬大学日本校にて国際中医師・国際薬膳師を取得。現在は、無添加食品の複合施設〈食良品店 FOOD LAB〉を運営する傍ら、漢方薬店〈kampo's〉にて、漢方相談、薬膳相談、薬膳商品プロデュース、企業の商品監修などを行う。

冷房による乾燥、美肌、生理前のほてりに。体の潤いを補うネバトロそうめんのレシピ

本来、体には“火”と“水”どちらも必要(詳細は記事下部)ですが、

夏バテの体は、体内の水が少なくなり、火が消せず、二つのバランスが崩れてしまっている状態。そんな時には、

水(陰の性質=潤い)を補うネバネバした食材がおすすめです。体に潤いを与え、

美肌効果も



【こんな症状に効く!】
冷房による乾燥、肌の乾燥、便秘、ほてり



【食材の効果・効能】


とろろ:山芋は気&陰を養うパワーフード



材料(1.5〜2人分)
オクラ:2本
ミニトマト:2個
納豆:1パック
とろろ20g
卵黄:1個
刻み海苔:適量

そうめん:1束
めんつゆ:かけつゆ量
生姜:20g



作り方
1. そうめんを茹で、茹であがる1分前にオクラを投入。茹で上がったら冷やして、オクラは小口切り、トマトは半分にカット。

2. 器にそうめんを入れ、[

A]をお好みの位置に盛り付ける。
3.生姜をすりおろし、製品規定量で希釈しためんつゆに入れ、[

2]に回しかける。

おすすめの薬膳プラスアルファ食材



白キクラゲ:整腸作用に加え、喉を潤し、肌にハリや潤いを与える美容食材。水に戻して、トッピングして下さい。

※無添加食品のセレクトショップFOOD LABでは、白キクラゲをはじめ、山口さんが厳選した薬膳食材が購入できます。

FOOD LAB公式サイトはこちら

揺らぎと上手に付き合うために。“薬膳”を暮らしに

季節やライフステージ、身を置く環境によって、

日々変化する心と体。ある時は、不調なくハツラツとしていて、またある時は体に痛みを抱えていたり、不安や焦りが強くなったり。このように

誰しもが持っている揺らぎと、上手に付き合うことは、毎日を穏やかに、そして人生を豊かにするうえでとても大切なこと。

そこで、

強い味方になってくれるのが“薬膳”です。言葉だけ聞くと、なんだか難しそうなイメージが先行してしまいますが、「

旬の食材を食べる」、実はこれも薬膳の一部。旬の食べ物にはその季節に食べたい薬膳的な役割があることが多いのです。



薬膳とは、簡単に言うと中医学の理論(※)に基づき、季節や体質、体調に合わせた食材や生薬を組み合わせて食事を作る食事療法のこと。上手に取り入れることで、多くの人を悩ませる“なんとなく不調”にアプローチできるのです。

※中医学は2000年以上前の古代中国で誕生し、それが日本に伝わり、独自に発展したものが漢方医学。

気血水論、五行論で今、自分に必要なものを知る

今回は、その軸となる

気血水論

五行論について簡単に解説します。中医学では、体の構成要素を「

」、「

」、「

」と考え、この3つが

過不足なく循環している状態を健康と捉えます。生活習慣の乱れで、どれかが不足したり、流れが滞ると不調に繋がっていきます(体質チェックは下記参照)。

また、自然界にあるすべてのものは「

」、「

」、「

」、「

」、「

」、5つの要素に当てはまり、

互いに抑制しあったり、助け合ったりして循環しているという考えが五行論。例えば内臓は、「

」、「

」、「

」、「

」、「

」に分類され、同様にそれぞれに対応する体の部位や機能、感情、季節、食べ物があります。

例えば、梅雨は五行論では「土」に該当し、「土」の性質を持つ、脾(胃腸)の機能が下がりやすく、「土」の性質を持つ黄色くて、甘い食べ物(カボチャや大豆)を食べることで、その機能を補うことができます。

このように、薬膳の理論を知れば、その時の心身の不調や季節をヒントに、

今の自分を養う食材を知ることができる。それぞれの要素が五行のどれに当てはまるのかをまとめたものを「

五行色体表」といい、ウェブサイトなどで簡単に調べられるので、自分の不調に合った食材を毎日の食卓に取り入れ、暮らしの薬膳を実践してみてくださいね。

自分に必要な養生がわかる体質チェック

薬膳の基本的な考えを押さえたところで、下の体質チェックシートで、自分の今の心身の状態=気血水の状態をチェックしてみましょう。それぞれ、補うべき食材とおすすめの養生法をご紹介。

体の潤いを補うネバトロそうめんは、お疲れ気血不足タイプに特におすすめです。ぜひ、作ってみてくださいね。

お疲れ気血不足タイプ



Check Point
疲れやすい
寒がり・冷房に弱い
皮膚が薄い・青白い



おすすめの食材
穀類、芋類など甘みを感じる食材。消化に負担のかからない食材。



おすすめの養生法
体を温めしっかり休むことが大切。よく噛み、腹八分目を心がけて。ストレッチなど息が切れない運動がおすすめ。

むくみ水滞タイプ



Check Point
雨の日・低気圧で体調不良
ぽちゃぽちゃ水太り
胃腸が弱い



おすすめの食材
黒豆、小豆、枝豆など豆類。とうもろこし、白身魚、生姜、山椒。



おすすめの養生法
脂質、糖質の多いものはむくみの原因に。温かいさっぱりしたもので水はけの良い体づくりを。

ストレス気滞タイプ



Check Point
呼吸があさい
イライラしやすい
便秘がちで、お腹が張りやすい



おすすめの食材
パクチー、セロリ、大葉など香味野菜。トマト、スイカ、きゅうりなど水分の多い食材。



おすすめの養生法
ストレスは気を停滞させる要因に。深い呼吸や、良い香りでリラックスし、体の力を抜くことが大切。

cooking:Ryota Kawashima photo:Hikari Koki edit & text:Hinako Hase

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