京都通が「一生通い続けたい」と太鼓判を押す〈格別なスイーツ〉4選
Hanako.tokyo / 2023年9月6日 15時0分
生粋の地元っ子、京都好き、月に何度も足を運ぶ人…。15人の京都通たちに、京都で必ず食べたくなる思い出の&ベストな味をお聞きしました。前・中・後編にわけて紹介します。
〈無碍山房Salon de Muge〉のいちごパフェ
1,760円。
料亭〈菊乃井〉の本領発揮。極上いちごを満喫するためのフレッシュなパフェ。
「2009年に〈菊乃井〉に入社するために京都へ来て早14年。食に関わる様々な人たちが誇りをもってお仕事をされていて、町全体が台所のようだと感じます。このいちごパフェは小粒のいちごたっぷりで見た目も可愛いし、濃厚なミルクアイスが練乳のような役割をしていてバランスがいい一品です」
無碍山房 Salon de Muge
住所:京都府京都市東山区下河原通高台寺北門前鷲尾町524
TEL:075-744-6260
営業時間:11:30〜17:00LO
定休日:火休
席数:30席
紹介してくれたのは…
〈無碍山房 Salon de Muge 〉初代料理長。2021年に自身の店〈日本料理 研野〉を開店。新進気鋭の料理人として注目の存在。
〈二条駿河屋〉の洲浜製さくらんぼ、レモン琥珀
洲浜製さくらんぼ108 円(季節限定品)、レモン琥珀各87円
茶道の家元も好む、手仕事を極めた菓子の老舗。
「京都にはたくさんの銘菓がありますが、中でも私が好きなのは〈二条駿河屋〉のお菓子。素朴で、一つずつ丁寧に手作りされていることにまず感動。特にこの2品は、色鮮やかで愛らしく、お茶請けなどに重宝しています。一粒の中に完璧な世界観が詰め込まれた松露もおすすめです」。
二条駿河屋
住所:京都府京都市中京区二条通新町東入ル大恩寺町241-1
TEL:075-231-4633
営業時間:9:00~19:00
定休日:日祝休
紹介してくれたのは…
2022年4月に京都に移住。庭師の成井大甫さんとタッグを組み、歴史ある町家に“美を掬う”がテーマのギャラリー(@_a_little_place_)をオープン。
〈le temps du goût〉のシャンティ・キャラメル
450円。
焼菓子中心の、“寄り添う”カフェの逸品。
「2023年6月にオープンしたばかりのお店。自分の店からも近いので、休憩時間にめっちゃよく行きます。毎日食べたくなるようなお菓子が多い中、よく頼むのがシャンティ・キャラメル。カスタードのほか、キャラメルクリームがぎっしり入ったシュークリーム。コーヒーとの組み合わせが至福です」。
le temps du goût
住所:京都府京都市左京区一乗寺地蔵本町30-3 タカシマビル1F
TEL:なし
営業時間:10:00~17:00
定休日:不定休( @temps_gout_kyoto要確認)
紹介してくれたのは…
1973年創業、3人きょうだいが切り盛りする蕎麦店の長女。ずらりと並ぶ蕎麦前が名物の“飲ませる蕎麦屋”。@sobatsuru
〈御菓子司 聚洸〉の「白菊」ほか羽二重餅を使ったお菓子
完全予約で432円〜
重厚で濃密な和菓子のイメージを裏切る軽やかな食感が魅力。
「大学進学の際に京都へ移住、今も京都に住んでいます。和菓子を作り始めた15年ほど前から、『これは私が目指すべきお菓子だ』と食べ続けているのが、〈聚洸〉の羽二重餅を使ったお菓子。メレンゲが入っていて想像以上にふわふわ。口に入れるとたちまち溶けます。ぎゅっと質量のある和菓子のイメージを裏切る軽やかな味わいです」。
御菓子司 聚洸
住所:京都府京都市上京区筋違橋町548-4
TEL:075-431-2800
営業時間:10:00〜17:00
定休日:水日祝休
紹介してくれたのは…
記憶に残る一瞬を菓子に込め、独創的な和菓子を提供する〈御菓子丸〉主宰。商品は現在オンラインストアで販売中。https://www.okashimaru.com/
illustration_Miyuki Sano text_Kimiko YamadaNo. 1224
![No.1224 『京都の味』](https://img.hanako.tokyo/2023/08/23171945/HANAKO202310-1-600x768.jpg)
No.1224 『京都の味』 2023年08月28日 発売号
今号から、Hanakoがリニューアルします。 Hanakoが創刊時から大事にしてきたDNA・食と旅を軸にして。 領域は、家の食事を楽しむためのインテリアと道具、旅の持ち物、日本各地のカルチャー情報も……。 一時的な情報だけでなく、読者のみなさんにとって、Hanakoの記事が刺激となり、脳内シナプスが多方向につながり、楽しいことがどんどん広がって、新しい世界が開いていく特集を作っていきます。 リニューアル第一号は、京都の味について考えます。 平安時代に始まり、戦国時代を通して、現代へ。古くから、日本人が京都を目指すの …
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