フードエッセイストの平野紗季子さん絶賛!代官山周辺の特別なグルメスポット5軒

「47都道府県グルメガイド」一覧はコチラ平野紗季子 フードエッセイスト

ひらの・さきこ／フードエッセイスト、フードディレクター。雑誌などで多数の連載を持つほか、ラジオ『味な副音声』（J-WAVE）のパーソナリティや、菓子ブランド「（NO）RAISIN SANDWICH」の代表を務めるなど、食を中心に多岐にわたり活動。著書に『味な店 完全版』（弊社刊）など。@sakikohirano

1.〈洋食 KUCHIBUE〉は東京らしさを感じる特別な店

5歳の頃、東京に引っ越して住んだのが代官山。それまでの人生になかった新しい味を叩き込んでくれたのがこの町の飲食店たちで、それは今の代官山からも変わらず感じることであり、なんといっても〈洋食 KUCHIBUE〉の存在感は大きい。昔ながらの洋食を、手間暇かけて磨き上げるかのように、今のおいしさに仕上げる。空間も洗練されているけど居心地が良くて、東京のど真ん中だけど緑も多い。相反する要素が共存するところに東京らしさを感じます。ところで先日、韓国のフードディレクターの方がヒルサイドテラスの美意識に感動したとおっしゃっていました。やっぱり代官山とヒルサイドテラスが作り上げてきたものって、文化的な東京の姿を下支えしている一つの柱かもしれないと思います。（平野紗季子さん）

料理研究家・坂田阿希子さんによる洋食店。ランチコース12,000円～。写真のタンシチューはコース料金に＋2,000円。

洋食 KUCHIBUE

住所：渋谷区猿楽町29-10 ヒルサイドテラスC棟15号
TEL：[phone]
営業時間：ランチ11:00、14:00一斉スタート、ディナーは問い合わせ　金土日のみ営業

　　

2.〈聴景居〉で優雅にお茶をいただく

〈ザ・コンランショップ 代官山店〉内の茶房〈聴景居〉（渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟B1）。美意識ある空間で幸せなお茶を。

3.〈ヒルサイドパントリー代官山〉は絶品パンの宝庫

自家製パンが揃う〈ヒルサイドパントリー代官山〉（渋谷区猿楽町18-12 ヒルサイドテラスG棟B1）の、きゅうりサンドイッチが好物。

4.チーズケーキ専門店〈ヨハン〉は昔から変わらぬおいしさ

1978年創業、目黒川沿いにある小さなチーズケーキ専門店〈ヨハン〉（目黒区上目黒1-18-15）。子どもの頃からずっと大好きな味。

5.手土産なら〈日本食品総合研究所・食品庫〉

気の利いた手土産を買うなら2023年10月オープンの〈日本食品総合研究所・食品庫〉（渋谷区代官山町20-23フォレストゲート代官山1F）。

One More Place
“渋谷で宇宙をひとりじめ”がコンセプトのプラネタリウム

〈コスモプラネタリウム渋谷〉（渋谷区桜丘町23-21 渋谷区文化総合センター大和田12F）はプラネタリウムを都会のど真ん中で見られることが尊くていつまでも在り続けてほしい。

photo_Ryo Tsuchida　text_Hanako

No. 1227

No.1227 『47都道府県、おいしいあの町へ』 2023年11月28日 発売号

47都道府県、あらゆる県のあらゆる町に、まだまだ私たちが知らない、おいしいものが待っています。 1県たりとも食べ逃したくない！ そんな食いしん坊心で、「47都道府県・全県グルメガイド」ができました。ガイド役は、各県に暮らす食通、総勢47名。それぞれの県から1箇所ずつ、今行くべきグルメエリアをピックアップし、在住者の目線で「おいしい地元案内」を披露してもらいました。郷土料理、食堂、スイーツ、ご当地土産、B級グルメから、グルメと併せてチェックしたいアートスポットやパワースポットまで、旅の目的地はなんと合計282スポット …

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