【大阪府・難波のオススメ】おにぎりみたいな“まん丸コロッケ”をご存じ？ 絶対外せないグルメスポット5選

大植亜希子 〈フードオーケストラ〉代表

2021年にローンチしたオンラインの食のセレクトショップ〈フードオーケストラ〉代表。生産者の顔やモノの背景が見える食品を全国から集める。2023年7月に大阪・阿倍野に実店舗をオープンし、毎週火曜は有機野菜農家数店が出店する「レンバイ」を開催。https://foodorchestra.jp/

1.難波で食べ歩き散歩をするなら、まずは〈関口精肉店〉のコロッケからスタート！

明治17年創業の老舗すき焼き店〈本せきぐち〉に併設する精肉店。注文後に揚げてくれるビーフコロッケ172円のほか、黒毛和牛特製ミンチカツなども人気。

グリコの看板でおなじみの道頓堀界隈にある難波。訪れたらぜひ食べてほしい絶品グルメがあります。それが〈関口精肉店〉のビーフコロッケ。普通のコロッケは、ジャガイモと牛肉を混ぜてタネをつくると思うのですが、ここのはホクホクのジャガイモの中に、おにぎりの梅干しみたいに甘辛く味付けした牛肉の餡が入っているんです。はじめて食べたときに衝撃を受けて以来ずっと好きで、自分の結婚パーティーでも、このコロッケをゲストに振る舞ったほど。難波はくいだおれの大阪を象徴するような町で、おいしいお店が多く、食の道具がそろう「千日前道具屋筋商店街」もあります。遠くから友人が来たときは、まずはビーフコロッケを買って食べてから周囲を散歩するのが、私的大阪案内の定番です。

関口精肉店

住所：大阪市中央区千日前2-2-7　
TEL：[phone]　
営業時間：10:00～17:00（売り切れ次第終了）　
定休日：日休ほか祝日不定休

2.大阪のローカルフード、串焼き料理の専門店〈くわ焼き たこ坊〉

大阪のローカルフードとして人気の、鉄板で焼く串焼き料理「くわ焼き」。その専門店〈くわ焼き たこ坊〉（大阪市中央区千日前1-8-3）のカウンターでは、串を焼く料理人の惚れ惚れとする手さばきが目の前で見られます。

3.昔ながらのレトロなメニューが揃う、〈純喫茶アメリカン〉

難波の定番喫茶〈純喫茶アメリカン〉 (大阪市中央区道頓堀1-7-4)。ホットケーキやプリンなど昔ながらの喫茶メニューがレトロで素敵。

4.食べ歩きするなら〈黒門市場〉

食べ歩きするなら、大阪の台所とも称される〈黒門市場〉（大阪市中央区日本橋1〜2）へ。魚に肉にたこ焼きに、いろんなお店がひしめいていて楽しいです。

5.〈ゑびすや金物店〉で贈り物を

料理人御用達の台所用品が揃う「千日前道具屋筋商店街」にある〈ゑびすや金物店〉（大阪市中央区難波千日前8-20）。私はここでたこ焼き器を買って、友人の引越し祝いなどに贈ることが多いです。

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One More Place風情ある横丁にある名物不動尊。

難波で食べ歩きをするときには、必ず〈法善寺〉（大阪市中央区難波1-2-16）の「水掛不動尊」を詣でます。願いを込めてお不動さんに水をかける習慣が昔から根付いていて、長年をかけて積み重ねられた苔が味わい深いです。

photo_ Shungo Takeda, text&edit_Kura Hitoshi

No. 1227

No.1227 『47都道府県、おいしいあの町へ』 2023年11月28日 発売号

47都道府県、あらゆる県のあらゆる町に、まだまだ私たちが知らない、おいしいものが待っています。 1県たりとも食べ逃したくない！ そんな食いしん坊心で、「47都道府県・全県グルメガイド」ができました。ガイド役は、各県に暮らす食通、総勢47名。それぞれの県から1箇所ずつ、今行くべきグルメエリアをピックアップし、在住者の目線で「おいしい地元案内」を披露してもらいました。郷土料理、食堂、スイーツ、ご当地土産、B級グルメから、グルメと併せてチェックしたいアートスポットやパワースポットまで、旅の目的地はなんと合計282スポット …

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