うどん処の愛知で最近、人気急上昇中の「もろこしうどん」って知ってる？ 岡崎エリアのうまいもん5選

大竹敏之 ライター

名古屋在住のフリーライター。名古屋の食や文化に関する著作多数。著書に『間違いだらけの名古屋めし』（ベストセラーズ）、『名古屋の酒場』（リベラル社）などがある。Yahoo！ニュースにて「大竹敏之のでら名古屋通信」配信中。

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1.人気急上昇中の岡崎ご当地麺 「もろこしうどん」

明治中期創業の老舗にして、ご当地の名物「釜揚げうどん」の元祖。100席を超す店内が開店と同時に満員になる。手打ち麺はふわりと柔らかくも、つややかでコシがある。「もろこしうどん」は1,100円。

愛知県はうどん文化圏。味噌煮込みうどんやきしめんをはじめ、名古屋流カレーうどん、豊橋カレーうどんなど、各地にご当地うどんがあり親しまれています。岡崎市では釜揚げうどんを看板メニューに掲げる店が多く、その元祖が「大正庵釜春」。ゆでたての手打ち麺を熱々のままで堪能できる岡崎っ子のソウルフードです。近年、この大定番に迫る人気なのが「もろこしうどん」。昭和50年代にのれん分けの店が考案したのが始まりで、2021年の「おかざきめし総選挙」では市民の支持を集めて堂々第1位に輝きました。たっぷりのとうもろこしを和風だしのあんと溶き玉子が包み、麺のもちもち感、コーンのぷちぷち感、あんのとろみと異なる食感の競演がおもしろい。個性派うどんが多士済々な愛知県。まずはこの一品から食べ歩きを楽しんでみてはいかがでしょうか。

大正庵釜春 本店 （たいしょうあんかまはる ほんてん）

住所：愛知県岡崎市中岡崎6-9
TEL：[phone]
営業時間：11:30～15:30LO、17:00～20:30LO
定休日：水休（祝日の場合は営業）

２.オムライス日本一の〈とろ～り卵のオムライス さん太 岡崎羽根店〉

オムライス日本一を決める大会で1位に輝いた、〈とろ～り卵のオムライス さん太 岡崎羽根店〉（岡崎市羽根町鰻池112-3）の「ぱっかーんオムライス」は、ナイフを入れると、とろとろたまごがあふれ出す！

３.岡崎城内を回ったら〈いちかわ〉でほっと一息

岡崎城内の食事＆甘味処〈いちかわ〉（愛知県岡崎市康生町515）。家康公にちなんだユニークなパフェが大人気。

４.ゴージャスな内装で写真映え！〈喫茶レストラン丘〉

キラキラの内装で不思議ブレイクを果たしている老舗喫茶〈喫茶レストラン丘〉（愛知県岡崎市唐沢町1-29）は必訪。

５.売り切れ必至！〈ダイワスーパー〉

〈ダイワスーパー本店〉（愛知県岡崎市宇頭町山ノ神37-4）の“八百屋が作る本気のフルーツサンド”は売り切れ必至！ 今や東京にも姉妹店を出店する人気ぶり。

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One More Place愛知の食文化を知るなら八丁味噌から。

〈カクキュー八丁味噌（八丁味噌の郷）〉（愛知県岡崎市八丁町69）は、江戸時代から続く蔵元〈カクキュー〉の味噌づくりにふれられる施設。味噌蔵の見学のほか、食べて、買って、八丁味噌の魅力を体感できます。

photo_Masahiro Ota　 text_Toshiyuki Otake

No. 1227

No.1227 『47都道府県、おいしいあの町へ』 2023年11月28日 発売号

47都道府県、あらゆる県のあらゆる町に、まだまだ私たちが知らない、おいしいものが待っています。 1県たりとも食べ逃したくない！ そんな食いしん坊心で、「47都道府県・全県グルメガイド」ができました。ガイド役は、各県に暮らす食通、総勢47名。それぞれの県から1箇所ずつ、今行くべきグルメエリアをピックアップし、在住者の目線で「おいしい地元案内」を披露してもらいました。郷土料理、食堂、スイーツ、ご当地土産、B級グルメから、グルメと併せてチェックしたいアートスポットやパワースポットまで、旅の目的地はなんと合計282スポット …

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