〈新宿カブキhal〜歌舞伎横丁〉でハシゴ酒! 韓国料理、沖縄そば、北海道グルメ… | 今日は一杯、呑みたいぞ。#2

歌舞伎横丁をハシゴしたのは、手芸作家・風子さんによるぬいぐるみ、（風子ズ）たち

右上から時計回りに「休」みんながひと息つきたいタイミングでいつも現れる。「チューリップちゃん 」お酒好き、だが弱い。「賞与ちゃん」賞与が入ったらいつも美味しいご飯を食べに行く、と決めている。「くつしたちゃん 」体は小さいが大食漢。いつか大食い番組に出るのが夢。「旅 」旅好きと思いきや、京都と東京にしか行ったことがない。「犬 」今回の横丁巡りはお休み。犬並みの嗅覚を持っている。「うさぎちゃん」飲み会好きのしっかり者。「不思議ちゃん 」みんなのリーダー。甘党。

手芸作家・風子さんが作るぬいぐるみたちはオンラインショップにて販売中。
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新宿カブキhall～歌舞伎横丁

2023年4月にオープンした『東急歌舞伎町タワー』2階にある「祭り」がテーマの食祭街。北海道から沖縄、関東などの日本と、韓国をテーマにした10店舗が並び、各地のソウルフードを提供している。

住所：東京都新宿区歌舞伎町1-29-1 東急歌舞伎町タワー2F
営業時間：24時間
公式サイト

虎ノ門編で"横丁"熱に火がついた風子ズ御一行。「歌舞伎町に新しくできた〈東急歌舞伎町タワー〉の中にも横丁があるらしい」という不思議ちゃんの情報をもとに、今回は〈新宿カブキhall～歌舞伎横丁〉をハシゴすることに。前回とは打って変わってギラギラのネオンやDJに驚くぬいぐるみたち。「日本全国の料理を一気に食べられるんだね」「韓国の屋台みたいなのもあるよぉ」と、この日は支配人の山田安孝さんにも相談をしながら以下の6軒をハシゴしてみた。

1. ハイサイ！沖縄そばにとりかわ…と〈九州・沖縄食彩〉で南の風を感じよう

不思議ちゃんとチューリップちゃん、くつしたちゃんは横丁の入り口すぐにある「九州・沖縄食祭」へ。その名のとおり、沖縄と九州地方の食を食べられるお店で、山田さんいわく「この横丁内でも1.2の人気があります」。「沖縄料理食べるの初めて！」と、くつしたちゃんは憧れの「沖縄そば」を注文。ビール片手に、本日1回目の乾杯だ！

くつしたちゃん

「沖縄そば」って麺にコシがあってスープが優しいんだねえ！

チューリップちゃん

この紅しょうがアクセントになっていいんだよねぇ。

不思議ちゃん

とりかわは濃いめのタレでオリオンビールにも合うっ！

くつしたちゃん

炭火で焼いてるから、表面はカリッとしてるね。とりかわって福岡県の料理？

不思議ちゃん

うん、博多名物だよ！パクパク食べられるから、3人だとすぐに無くなっちゃうね。すみませーん！追加で10本お願いします！九州・沖縄食祭

TEL：[phone]
営業時間：24時間
定休日：無休

2. 現地さながらの〈韓国食彩〉へ。チャミスルとキンパが欠かせない！

ねぎトロたくキンパ¥769、チャミスル¥1,100

韓国ドラマやK-POPが大好きで、いつか韓国に行きたい！と夢見るうさぎちゃんは韓国食堂に直行。「うわぁ！ドラマに出てくる韓国のお店みたいだぁ」としっかり者のうさぎちゃんも、この時ばかりは興奮している様子。「チャミスルは絶対でしょ〜、キンパの種類も色々あるなぁ……」。果たしてどんなキンパを注文したのだろう？

山田さん

どうぞ、「ねぎトロたくキンパ」です。

うさぎちゃん

わあい！トロたく大好きなんだよねえ。これは韓国にもあるんですか？

山田さん

トロたくは日本人に合わせて開発したメニューです。結構人気がありますよ。

うさぎちゃん

お寿司屋さんに行ったら絶対に頼んじゃうもん。アムアム…。でもこれは、普段食べてるトロたく巻きとはやっぱり違うっ！

山田さん

マグロのトロとキンパでも定番のたくあんに、とろろも合わせているんです。　

うさぎちゃん

キンパにとろろ、意外だったけどごま油の香りともマッチしてるね。寒い冬には温かいチゲもよさそうだなあ。韓国食祭

TEL：[phone]
営業時間：11:00〜23:00
定休日：無休

3.〈近畿食彩〉では出来立てのフレッシュジュースをどうぞ

モダン焼き¥1299、大阪みっくすじゅーす¥659

「この日はお酒控えめにするんだぁ！」と前回酔い潰れてしまったチューリップちゃん。レトロな雰囲気漂う「近畿食祭」では「モダン焼」と“関西といえば”なミックスジュースをオーダー。

チューリップちゃん

ハフハフ。すごいアツアツだ！

山田さん

厨房の鉄板で焼いてから提供しているんですよ。

チューリップちゃん

だからかぁ。ずっしりしていて満足感もあるね。ゴクゴク…。このミックスジュース、なんだかフレッシュじゃない？

山田さん

ジュースも店内で一つ一つ作っているんですよ。今日は桃にパイナップル、マンゴー、牛乳をミックスして作っています。

チューリップちゃん

まさか出来立てのジュースが飲めるなんて思ってもみなかった！その土地ごとのソフトドリンクも充実しているから、ノンアル派でも楽しめそう。お店の雰囲気もレトロで好きだなあ。

山田さん

入り口にある看板は、大阪の道頓堀で飾ってある看板を手がけた会社にお願いをして作っているんです。

チューリップちゃん

本格的！だからこそこの雰囲気が出ているんだろうね。近畿食彩

TEL：[phone]
営業時間：11:00〜23:00
定休日：無休

4. 新宿歌舞伎町のオアシス〈KABUKI CAFE〉でひと息

山梨県産身延の竹炭焙煎珈琲¥659、ガトーショコラ

賑やかな音楽が流れてくる方へ向かうと、DJブースの目の前には「KABUKI CAFE」なる場所が。“横丁”＝お酒を飲みに行く場所、という印象だけれど〈歌舞伎横丁〉にはカフェスペースもあり、コーヒーやフレッシュジュース、デザートや軽食も楽しめる。（もちろんお酒も充実していた！）「せっかくカフェに来たからなあ」と賞与ちゃんはブレンドコーヒーとガトーショコラを注文して、ゆっくり過ごすみたい。

賞与ちゃん

ずっしり重めのガトーショコラ、だ〜いすき！やっぱりコーヒーはブラックでしょ

山田さん

このビルには映画館や劇場が入っているので、その前の空いた時間に利用する方もいるんですよ。

賞与ちゃん

わざわざビルの外に出ることなく過ごせるんだね。歌舞伎町でひと息つこうと思っても、どこ行くか迷っちゃいそうだから助かるわあ。目の前にはDJもいて楽しいね

山田さん

毎晩20時ごろからDJタイムが始まるんですよ！ちょうどいい時間に来ましたね！

賞与ちゃん

イェ〜イKABUKI CAFE

TEL：[phone]
営業時間：10:00〜5:00
定休日：無休

5. 飛行機に乗らずとも〈北海道食彩〉で新鮮な魚介と北海道グルメを堪能

ホタテとアスパラのバター焼き¥1098、ハスカップサワー¥768、カタラーナ¥659

不思議ちゃんとくつしたちゃんの大小コンビは「北海道食彩へ」。「デパートの北海道物産展が大好きだから、このエリアは絶対来るってマップを見てすぐ決めてたんだ！」とくつしたちゃん。不思議ちゃんも「北海道にはなかなか行けないから、ここでそのグルメを堪能できるなんて」と嬉しそう。ちなみに店頭にはクラーク博士？な銅像もあるから記念写真もどうぞ。「ホタテとアスパラのバター焼き」に他ではなかなか見かけないご当地ハスカップサワー、甘党不思議ちゃんセレクトのカタラーナをいただきます！

くつしたちゃん

ホタテ、でっかっ！これ一口でいけるかな？

不思議ちゃん

くつしたちゃんのその小さな口だと難しいんじゃない？

くつしたちゃん

ガブッ、アムアム…。肉厚ッ…！弾力がすごい。アスパラのシャキッと感が、ぷりぷりと交互にやってきていい感じ。

不思議ちゃん

カタラーナは、周りのカラメルがパリッとしているのに、時間が経つと中がちょっと半生になってきてトロッと美味しい。クリームブリュレとかプリン好きは絶対に頼んだ方がいいね。

くつしたちゃん

ゴクゴク…。ハスカップサワーは甘酸っぱくて爽やか！歌舞伎横丁はご当地サワーやドリンクが充実しているんだね。北海道食祭

TEL：[phone]
営業時間：12:00〜5:00
定休日：無休

6. 本物のねぶたがドーン！と目を惹く〈東北食祭〉で牛タンを頬張ろう

牛タン焼き¥1,428、さくらんぼサワー¥768

横丁巡りを思い切り楽しんだ賞与ちゃんの目の前には休が現れた！最後の1軒は、大きなねぶたが飾られた「東北食彩」に決定。夜が更けるとともに、だんだんと横丁内も賑わってきたぞ。2、3軒目としてフラッと横丁に訪れる人も多く、最近は21時ごろがいちばん盛り上がる時間なんだとか。休と賞与ちゃんはお店の角席でしっぽりと……。

休

ご当地サワーの中から「さくらんぼサワー」を選んでみたよ！見た目も可愛いよね。賞与ちゃんはやけに渋いものを選んだね。

賞与ちゃん

宮城名物の「牛タン焼き」ね。今日お肉を食べてないな、と思って注文しちゃった！レモンを搾って、休も食べてみて！

休

アムアム…柔らか〜い！ジューシーでたまらないね。添えてあるお漬物がつまみにもちょうどいいっ！

賞与ちゃん

そういやこのお店、看板のねぶたがすごくない？

山田さん

これは青森のねぶた祭りに登場するねぶたの職人さんにお願いをして作ってもらったんですよ。そのほかのお店に飾ってあるネオンや看板も“本物”にこだわって作っています。

休

本当にいろんな食感が次々に飛び出してきて面白い！同じメニューでサイズ違いの小さいパフェ内装に力を入れてるからなのか、異世界に飛び込んだみたいな気持ちになって、この横丁にいるだけでテンション上がるよね。食事はもちろん場所も含めて楽しいんだなっ！東北食彩

TEL：[phone]
営業時間：11:00〜23：00
定休日：無休

「どこもかしこもキラキラしてたよ」「お祭りに来たみたいで楽しかったね」「すごい興奮しちゃった」と、新宿の夜を大満喫した風子のみんな。「東京、楽しかったなあ」と横丁ハシゴの思い出に浸りながら、ホームタウンの京都へと帰っていったのでした。

横丁ハシゴ酒、〈虎ノ門横丁〉編はこちら

photo_Taro Oota　text_Nozomi Hasegawa