あんこの可能性を無限大に感じる！ 〈ネオ和菓子〉の手みやげ8選

安原伶香 和菓子・ネオ和菓子専門家

やすはら・れいか／江戸中期創業の和菓子店〈大三萬年堂〉13代目。新ブランド〈大三萬年堂HANARE〉代表をつとめながら、和菓子の魅力を発信する。

1. 〈茶菓工房たろう〉のキューブのもなか 窓（上）、はなことたろう（下）

心くすぐる、一口サイズのネオ和菓子。上・6個1,296円、下・5個972円。取寄可。

あんこの繊細な味わいを残しつつ、形、素材の組み合わせに新しさを加える金沢発の和菓子店。「羊羹にカステラを重ねたり、もなかには粒あんの食感に合うホイップバターを開発したりと、新進気鋭！」（安原さん、以下同）。

茶菓工房たろう

住所：石川県金沢市増泉4-3-7
TEL：[phone]
HP：https://www.sakakobo-taro.com/

2. 〈SUETOMI AoQ〉のあんフィナンシェ

老舗和菓子舗が手掛けた新ブランド。12個入り5,940円、取寄可。

1893年創業の〈末富〉の職人が炊き上げたあんこを、フィナンシェにたっぷり塗っていただくスタイル。「小倉あん、こしあんのほか、AoQ のあん（味噌あん）は甘じょっぱさがクセになります」。

SUETOMI AoQ

住所：京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 ジェイアール京都伊勢丹B1
TEL：[phone]（代）
HP：https://aoq.jp/

3. 〈大三萬年堂HANARE〉のあずきとかかお ～珈琲～

あんこ×コーヒーの新しいマリアージュ。1本3,348円、取寄可、冷凍

〈大三萬年堂〉秘伝のあんこにカカオ58％のベルギー産チョコレートを合わせた“ちょこ餡”に、コーヒーのほろ苦さをプラス。「冷やすとガトー、常温は濃厚なテリーヌのような味わいを楽しめます」。

大三萬年堂HANARE

住所：東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティ1F 渋谷東急フードショー
TEL：[phone]
HP：https://d3hanare.tokyo/

4. 〈亀十〉のどら焼き

連日行列の絶えない、浅草名物の味。各390円。

大判でふわふわの皮に包まれるのは、十勝産小豆の「黒あん」と手亡豆まめを使った「白あん」。豆を蜜漬けし寝かせることで、粒が整い艶のあるあんこを生み出している。「もったりする印象の白あんも、なめらかで軽やかな口当たりなのが魅力的」。

亀十

住所：東京都台東区雷門2-18-11
TEL：[phone]
営業時間：10:00～19:00
定休日：不定休（月約2回）

5. 〈Chocolaterie CALVA 北鎌倉 門前〉の羊羹ショコラ

北鎌倉を代表する手みやげに。1本2,700円。取寄可、冷蔵。

小豆のふくよかな香りをいかした蒸し羊羹に、ビターガナッシュを合わせた和洋折衷菓子。「口のなかで2つの層がスッと溶ける食感は、ショコラティエのなせる業。あんこが苦手な人も一緒にいただけます」。

Chocolaterie CALVA 北鎌倉 門前

住所：神奈川県鎌倉市山ノ内407
TEL：[phone]
HP：http://chocolaterie.calva.jp/

6. 〈UCHU wagashi〉のフルーツの羊羹（NEXT 100 YEARS）

白あん羊羹にフルーツをちりばめて。1本1,784円、取寄可。

甘夏、桃、ぶどうなどのピューレで作ったフルーツ羹を、卵白を加えて軽やかにした白あんに合わせた羊羹。「甘さ控えめの白あんのほっくりとした食感と、フルーツの甘酸っぱさのハーモニーを楽しめます。夏の暑い時期や、冷たい飲み物にも合う和菓子です」。

UCHU wagashi

http://uchu-wagashi.jp/

7. 〈御菓子司白樺〉のたらふくもなか

福が来る、縁起の良い手みやげ。6個入り1,550円、取寄可。

可愛らしく寝転ぶ招き猫のなかには、“白いダイヤ"と呼ばれる希少な北海道産の白小豆のあんがぎっしり。「銅鍋で丁寧に炊き上げた黄金色のあんはすっきりとした甘さ。数量限定の紅白祝い箱も気になります」。

御菓子司白樺

住所：東京都墨田区江東橋2-8-11
TEL：[phone]
HP：https://shirakaba.site/

8. 〈鈴懸〉のすず籠（小）

端正な竹籠に詰められた、優しい味わい。各5個入り1,696円。

看板商品の、どら焼き「鈴乃〇餅」と「鈴乃最中」の詰め合わせ。「ひと口でいただけるサイズもうれしい。あんこを包みあげる“皮”との調和を楽しんで」。

鈴懸

住所：東京都千代田区有楽町1-1-2 東京ミッドタウン日比谷B1
TEL：[phone]
営業時間：11:00～21:00
定休日：休みは施設に準ずる

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No. 1228

No.1228 『贈りたい、もらいたい、手みやげ。』 2023年12月27日 発売号

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