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レトロかわいい〈パリジェンヌ洋菓子店〉の「ポチ」。町で愛される洋菓子店の話

Hanako.tokyo / 2024年2月15日 8時0分

レトロかわいい〈パリジェンヌ洋菓子店〉の「ポチ」。町で愛される洋菓子店の話

誕生日ケーキはもちろん、人生の各種お祝い事から普段のおやつ時間まで、定番の洋菓子たちがあればより幸せ。これからもずっと通いたい、町に欠かせない洋菓子屋さんの魅力を紹介します。

武蔵小金井〈パリジェンヌ洋菓子店〉

最寄り駅から徒歩約10分の住宅街。正面ガラスにかかる赤い幌が、ここが洋菓子店であることを静かに主張している。40年来、この町の人たちの毎日のお茶の時間も、特別な記念日も支えてきた。まさに「我が町のケーキ屋さん」の佇まいだ。

「ポチ」は写真のホール(2,500円)とプチガトー(400円)がある。日によってはチョコの茶犬バージョンも。

子どもの手を引いて焼菓子を買いにくるお母さん、定期的にプリンを買いにくるおばあさん、家族の誕生日にホールケーキを求めるお父さん。近所の会社や保育園には、請われてケーキの配達も引き受けている。お客は、地元のあらゆる世代だ。

「ポチ」をデコレーションしている店主の古本賢太郎さん。

「ポチ」は、誰もが親しみを感じてしまう犬の顔をデコレーションしたショートケーキ。フォトジェニックで、SNSでもたびたび話題に。

店主の古本賢太郎さんは若かりし頃に隣町の洋菓子店で修業。その時、店でアルバイトをしていた真寿美さんと出会って結婚し、修業先と同じ店名で自身の店をこの地に開いたのが1983年のこと。以来、賢太郎さんが製造、真寿美さんが販売を担当して、二人三脚で店を守り続けてきた。

「暖簾分けということでもなく、修業先の店名をもらってそれぞれが独立したというだけ。包装紙でもサービスカードでも、共通で使えるから効率的でしょ?」
 
複数あった兄弟弟子の店も、今では残っているのはここだけになった。

お気に入りが決まっていて、いつも同じケーキを買う常連客が多いとか。

夫婦が出会ったのも、生涯の生業となったのも、ゆえんは元祖の〈パリジェンヌ〉。洋菓子は、ふたりの人生の中心にある。

パリジェンヌ洋菓子店

住所:東京都小金井市本町3-4-3
TEL:042-385-5698
営業時間:10:00~19:00
定休日:不定休

オペラやアップルクーヘンなど創業時からの定番ケーキや、フィナンシェ、マドレーヌ、クッキーといった焼菓子のラインナップもチェックしたい。

photo_Jiro Fujita text_Miku Nomura

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