自民党安倍政権と統一教会。2016参院選、教団2世信者を使った策動<政界宗教汚染~安倍政権と問題教団の歪な共存関係・第4回>

HARBOR BUSINESS Online / 2019年2月5日 8時33分

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UNITEの街頭演説(2016.6.12吉祥寺

 夏に参院選を控え、安倍首相が衆参同日選挙に踏み切るのではとの憶測が流れていた2016年1月、SEALDsのライバルを標榜する保守派の大学生グループが現れ、安倍政権を支持する街頭演説やデモ行進を全国各地で展開し始めた。この保守系大学生グループの活動を追う過程で、ある重大な疑惑に行き着いた。

◆選挙権年齢引き下げ、SEALDsの台頭、共産党の脅威

 2016年初頭の政治情勢を振り返ってみよう。以下に挙げたのは、本稿で示す一連の事象を検証する際に重要なファクターとなる3つのトピックスだ。

・2015年6月17日、選挙権年齢を「18歳以上」に引き下げる改正公職選挙法が成立。施行は一年後、翌年の参院選では新たに約240万人が選挙権を得ることになった

・同年9月に成立した安保関連法案を巡って学生グループSEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)が台頭。「反安保」「反安倍」を旗頭に国会周辺などで行うデモが世間の注目を浴び、多くの人の支持を受け社会現象に

・共産党が夏の参院選において全一人区での野党候補一本化に協力する意向を示す。全選挙区に候補者を立てて野党を共倒れさせ、結果として自民党の独り勝ちに貢献してきた共産党が初めて自民党にとって脅威となっていた

◆社会現象となったSEALDsの“ライバル”誕生?

 そんな時勢の中で迎えた2016年1月18日、SEALDsへの対抗意識を露わにした保守系の学生グループ『国際勝共連合大学生遊説隊UNITE』が全国各地で街頭遊説活動を始めた。国を憂う大学生たちが結成したという触れ込みのUNITEは、同月末までに連日、東京~埼玉~宮城~千葉~愛知~神奈川を回り、「列島縦断演説」を行った。街宣車の上から声を張り上げていたのは結成メンバーの東大生4人。安倍政権やその政策を支持するこの保守派の大学生グループはSEALDsとは真逆の主張を展開。演説内容は「共産主義反対」「安倍政権支持」「安保法案賛成」「憲法改正支持」といったもので、共産党に対する批判が主だった。

 その後、3月末に福岡で『UNITE FUKUOKA』が結成されたのを皮切りに『UNITE KANSAI』『UNITE HOKKAIDO』『Youth UNITE KANAZAWA』『UNITE KUMAMOTO』『UNITE IKEBUKURO』『Youth UNITE TOYAMA』『UNITE TOCHIGI』『UNITE MIE』など全国30か所で支部が結成された。

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