「昭和家電」の魅力とは? 眺めているだけで時間旅行気分

HARBOR BUSINESS Online / 2019年5月19日 8時31分

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パールビジョン 真空管テレビ

◆レトロ家電に7000万円つぎ込んだ男が語る、令和に持っていきたい昭和家電

「眺めているだけで”時間旅行”の気分に浸れるんです」

 そう嬉々として話すのは、昭和レトロ家電に魅了された「昭和ハウス」代表の冨永潤氏。これまでにコレクションした数は1万点以上、投資額は7000万円にも上る。そんな冨永氏が新時代に残したい昭和家電ベスト5とは?

「第1位は、昭和32年製造の真空管テレビ『パールビジョン』。DVDプレーヤーに繋いでカラー映画を観ると、強制的にモノクロになって画像も粗くなるんです。現代の作品が当時にタイムスリップしたような違和感が面白いですね」

 続いて2位、昭和35年頃に作られた分割内鍋。いわゆる”時短”を狙った調理器具だ。

◆調理時間の違いなんてお構いなし!

「東芝の電気釜の付属品です。1つの鍋で同時に3つの料理をという発想は斬新ですが、調理時間がそれぞれ違うのだから試験段階でボツになってもいいはず。なのに、お構いなしに商品化。その時代の持つエネルギーにシビれます」

 昭和15年製造の電気蓄音機(第3位)から流れる音には、焚き火のパチパチ音に近いノイズが入るが「その未完な音が心地いい」と語る。

◆昔からゆで卵にはこだわりのある人がいた

「東芝の自動式ゆで玉子器は、卵をゆでるのではなく”蒸して”作ります。その発想自体が目から鱗ですし、当時にもゆで卵にこだわりを持っている人がいたのかと想像すると口元が緩みます。また、昭和30年頃のラジオは現代の電波を受信し、そのまま今の番組を楽しめます」

 骨董品として購入してみるのもいいのでは?

1位

パールビジョン 真空管テレビ(昭和32年頃)

約5万円で購入。「11チャンネル仕様のテレビは昭和32年に1年間だけ製造されたものです」(冨永氏)。電器店が組み立てられるよう、キットで販売されていたとか

2位

東芝 分割内鍋(昭和35年)

昭和35年販売の電気釜の付属品。当時の価格は約520円。「ご飯、みそ汁、筑前煮を作ったが、醤油と味噌が混じった匂いがご飯からしました」(同)

3位

ナショナル 電気蓄音機(昭和15年)

コレクターから譲ってもらった昭和15年の蓄音機。「SP盤で聴きます。作られた感満載の音ですがそこに人間味を感じます」(同)

4位

東芝 自動式ゆで玉子器(昭和30年頃)

1万円で購入した昭和30年頃の調理器具。計量カップに記された卵の硬さに合わせて水分量を調整すれば毎回同じ硬さに

5位

東芝 かなりやQS(昭和35年頃)

「昭和35年頃のラジオで、デザインが独創的」(同)。当時はメーカーの個性が出たデザインが多かったとか。ヤフオクで約2万円で落札

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