投信でもハイリターンを狙える!?  レバレッジ型投信の上手な活用法とは?

HARBOR BUSINESS Online / 2019年8月27日 8時31分

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 投資信託というと、ビギナー向けというイメージが強いが、実は堅実投資から夢の一攫千金まで、バリエーション豊かな投資が可能だ。知られざる投信の魅力について、専門家や個人投資家に取材した!

◆4倍超のレバレッジが可能。下げ相場でも利益獲得

 投資信託は値動きが安定しているとか、堅実な投資先といったイメージがあるかもしれないが、短期で資産倍増も夢ではないハイリスク・ハイリターン商品もある。日経平均株価など基準となる指数の数倍の値動きを狙うレバレッジ型の投資信託だ。

「レバレッジ型の商品は、前日との価格差がレバレッジの倍数分大きくなる仕組みです。日経平均株価が1%上昇したら、3倍のレバレッジ商品は3%上昇するイメージです」(資産運用に詳しいファイナンシャルプランナーの深野康彦氏)

 こうしたレバレッジ型の商品といえばレバレッジETFが定番で、活発に取引されている。ETFに比べると認知度も低いレバレッジ投資信託にはどんなメリットが?

◆ETFとはまた違ったメリットとは?

「ETFは1日何度でもリアルタイムで取引できるので、価格を確認して買いたい人やデイトレードに向き。一方、投資信託は1日1度しか価格がつかないので機動的な売買には不向きですが、4.3倍というETFにはない高倍率が魅力。相場の大底や天井の取引にぴったりです」

 ちなみに、これらのレバレッジ商品には上昇時に利益が出る「ブル型」に加え、下落時に利益が出る「ベア型」もある。ベア型でも3・7倍のレバレッジをかけられるので、うまく使えば市場が総悲観状態のときに一人だけ笑いが止まらない、なんてことも可能になるのだ。

 ただし、これらのレバレッジ型の商品は、長期ではなく日々の値動きで価格が変動するため、上昇と下落を繰り返すようなレンジ相場では利益を出しにくい。大きなトレンドが出ているときを狙って短期勝負するのがよさそうだ。

◆<レバレッジ型投資信託>

 上昇相場でも下落相場でも、少ない資金で効率的に利益を狙える投信はこれだ!

 ※データはモーニングスターから引用、5月21日現在

●楽天日本株4.3倍ブル(楽天投信投資顧問)

基準価格       7909円

純資産総額      280億100万円

トータルリターン 1年 -3.43%

トータルリターン 3年 28.73%

信託報酬(名目)   1.22%

販売手数料(上限)  3.24%

 上昇相場で4.3倍の利益を狙えるレバレッジ投信……国内の株価指数を対象として先物取引を活用することで、日々の基準価額の値動きが株式市場の4.3倍程度となることを目指して運用される投信。上昇トレンドの始まりでうまく投資できれば、大きな利益が狙える。NISA(少額投資非課税制度)を活用して、非課税メリットを得ることも可能だ。

●SBI 日本株3.7ベアIII(SBIアセットマネジメント)

基準価格       8224円

純資産総額      66億3500万円

トータルリターン 1年 /

トータルリターン 3年 /

信託報酬(名目)   0.90%

販売手数料(上限)  2.16%

 下落相場で威力を発揮、3.7倍のレバで儲かる!……株価指数先物取引を活用することで、日々の基準価額の値動きが、日本の株式市場の3.7倍程度、逆となる投資成果を目指す投資信託。下落相場で利益を狙えるベア型投信。信用取引や先物といったリスクの高い証拠金取引を使わなくても、下落相場で利益を出せる。

●グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)(日興アセットマネジメント)

基準価格       11006円

純資産総額      451億7000万円

トータルリターン 1年 /

トータルリターン 3年 /

信託報酬(名目)   0.48%

販売手数料(上限)  3.24%

 国際分散投資しながらレバレッジをかける!……国内外の株や債券、リートに分散投資し、長期保有にふさわしい分散状態のまま3倍のレバレッジをかけて投資できるという画期的な商品。株式よりも低いリスクで、より高いリターンを追求して開発されたレバレッジ投信だ。資産の6割以上を先進国の債券に投資している。

【深野康彦氏】

ファイナンシャルリサーチ代表。クレジット会社などを経て96年に独立、06年1月にファイナンシャルリサーチ設立。わかりやすいアドバイスが好評で新聞やマネー誌、テレビ・ラジオなどにも多数登場

取材・文/森田悦子

― [攻める投信]の真実 ―

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