「一緒に投資をやらないか」美容室経営者かたる女性に持ちかけられ…約1900万円だまし取られる 札幌の60代男性、資金はカードローンで用意

60代男性が約1900万円を詐取された事件を捜査している札幌西警察署

札幌市に住む60代の男性が、美容室経営者などを名乗る複数の人物に、約1900万円をだまし取られました。

警察によりますと、札幌市中央区に住む60代の男性は、去年６月、ＳＮＳの交流サイトを通じ、投資家の名乗る女性と知り合い、その後、その女性から美容室経営者を名乗る女性を紹介されました。

そして、男性は、美容室経営者の名乗る女性から、ＳＮＳで、「一緒に投資をやらないか」などと投資を勧められ、去年12月から１月にかけて、指示された口座や暗号資産取引所に、13回にわたり、あわせて約1900万円を振込みました。

男性は、資金の一部をカードローンで用意していましたが、ローンの返済が滞り、家族に相談。家族が詐欺を疑い、4月23日、男性とともに警察署を訪れ、だまされていたことがわかりました。

警察は、SNSなどで投資名目で振り込みを依頼された場合は、詐欺の可能性が高いことから、すぐに振り込まずに、警察相談専用電話「#9110」に相談するよう、呼びかけています。