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知床沖観光船沈没事故 乗客家族らが運行会社と桂田精一社長を相手取り提訴 乗客家族「苦しみと悲しみをずっと持ち続けた毎日を送っている」

北海道放送 / 2024年7月4日 16時21分

知床沖の観光船沈没事故をめぐり乗客の家族らが、3日、運航会社と社長を相手取り札幌地裁に提訴しました。

乗客14人の家族ら29人は、運航会社「知床遊覧船」と桂田精一社長に対し、約15億円の損害賠償を求めています。

この事故では、乗客乗員26人のうち20人が死亡、いまだ6人が行方不明になっています。

訴状などによりますと、原告はハッチのふたの不具合を放置したり、悪天候で出航させたりするなど桂田社長が、安全管理上の注意義務に著しく違反していたなどと主張しています。

匿名で会見に参加した乗客家族は…。

乗客家族
「あの日から私たち遺族は苦しみと悲しみをずっと持ち続けた毎日を送っている」

提訴を受け、桂田社長は「提訴の内容は承知していないが、最善の誠意をつくして臨んでいきたい」とコメントしています。

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