令和型の犯罪グループ「トクリュウ」SNSでつながり犯行によってメンバー変わる…恐喝事件で暴力団事務所を家宅捜索 北海道旭川市

警察が「トクリュウ」と呼び、取り締まりに力を入れている犯罪グループがあります。11日、北海道旭川市でそのトクリュウのメンバーの身柄が検察庁に送られました。

恐喝の疑いでけさ送検されたのは、旭川市の会社員、髙橋蓮容疑者24歳ら18歳から24歳の男女７人です。

高橋容疑者は、２月、山口組系暴力団員の荻原鳳希容疑者22歳ら３人と共謀し、旭川の20代の男性に知人女性との関係について因縁をつけ、現金10万円を脅し取った疑いが持たれています。

これを受けて、道警は11日午後、旭川市内の暴力団事務所を家宅捜索しました。

ＳＮＳなどをきっかけにつながる匿名流動型の犯罪グループ＝トクリュウ。

警察は、高橋容疑者らもこのトクリュウとみて捜査を進めています。

今のところ、わかっている登場人物は８人。

主犯格の髙橋容疑者を中心に５月の恐喝事件では４人。２月の恐喝事件には４人。３月の恐喝未遂事件は７人と「案件」と呼ぶ金を脅し取る相手に合わせて犯行メンバーを変えているのです。

これまでの被害の総額は30万円。警察は、高橋容疑者らが因縁をつけるための情報を共有し、脅し取った金を分け合っていたとみて全容の解明を進めています。