デタラメ投資で50代女性から2000万円だまし取る“受け子”41歳中国人の男を逮捕、女性は“楽天グループ社長”などをかたる投資詐欺で１億3000万円被害

詐欺容疑で池建宋容疑者41歳を逮捕した滝川警察署

今年２月、北海道空知地方の50代の女性から投資名目に現金2000万円をだまし取ったとして、41歳の中国国籍の男が逮捕されました。
女性は、著名人の関係者を名乗る人物とSNSを交わし、これまでに１億3000万円だまし取られていました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、東京都板橋区に住む会社役員で中国籍の池建宋（チ ジエンソン）容疑者41歳です。

池容疑者は、２月14日から17日までの間に、空知地方に住む50代の女性に対し、国際証券会社の社員を名乗る人物らと共謀し、SNSで「香港株への投資を行うことで利益が得られる」などとメッセージを送り、女性から現金2000万円をだまし取った疑いが持たれています。

池容疑者は、詐欺グループの現金受け取り役として、女性宅に出向き、現金を受け取っていました。

取り調べに対し、池容疑者は「お金を受け取ったことは間違いない」と話し、容疑をおおむね認めているということです。

池容疑者は、別の詐欺事件で広島県内で逮捕されていて、余罪を捜査の中で、今回の容疑が固まったということです。

警察によりますと、女性は、ＳＮＳをきっかけに１月から４月にかけて、楽天グループの三木谷浩史社長やそのアシスタントを名乗る人物からも投資をそそのかされ、19回にわたり約１億3000万円を振り込んだり、手渡したりしていました。

４月ごろ、ＳＮＳの相手と連絡取れなくなったことを不審に思った女性が警察に相談し、女性は被害に気づいたということです。

警察は、著名人を名乗るＳＮＳメッセージによる投資勧誘にあった場合は、警察に相談するよう呼びかけています。