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夏に急増する海の事故…命を守るための対処法「ライフジャケット着用」「開設された海水浴場へ」「子どもから目を離さない」

北海道放送 / 2024年7月15日 20時3分

海の日である15日、あそびーち石狩は大勢の海水浴客で賑わっていました。

しかし、この時期に気をつけたいのが「海の事故」です。沖に流されたり、溺れたりする遊泳中の事故は、7月と8月に集中して起きています。

第1管区海上保安本部 交通部安全対策課 佐藤辰也課長
「過去5年間に49人が、遊泳中の事故に遭っている。特に20歳未満が多く、全体の4割。中学生・高校生の死亡が多い。遊泳中の事故の5割が札幌市民」

そんな中、海のマチではこんな取り組みも…

(1・2・3・4・5・6・7・8…心臓マッサージをする真剣な表情)

「心肺蘇生術」を学んでいるのは、北海道小樽市望洋台中学校の生徒たちです。
この中学校では、海で遊ぶ機会が増えるこの時期に「心肺蘇生術」の授業に合わせて海の事故に詳しい専門家を招き、いざという時の対処法などを身につけています。

北海道海難防止・水難救済センター 大栗飛人さん
「海には沖に向かう流れ、離岸流があります。離岸流って聞いたことある人?結構いますね。離岸流とは、岸から沖に向かって流れる海水のことを言います。離岸流に巻き込まれても慌てないことを意識してほしい」

北海道海難防止・水難救済センター 阿部剛さん
「ライフジャケットを実際に着たことがある方いらっしゃいますか?すごい」

小樽市立望洋台中学校 橋本卓也教論
「小樽っていう地域性が海のマチですので、子どもたちも海に触れる機会は少なからずありますので、授業と実生活がつながって、子どもたちにとって、成果のある授業になった」

海の事故に遭わないために、北海道海難防止・水難救済センターでは、監視員などがいる『開設された海水浴場』を利用するよう呼びかけています。

北海道海難防止・水難救済センター 柴田光晃部長
「開設されている海水浴場というのがある。管理人やライフセーバーが常駐されているところ。しかし、開設されていない場所だと、いったん事故が起きると、救助までの時間がかかることがあって結果、悲惨なことになることもある。しっかりと開設されている海水浴場で遊んでいただきたい」

海水浴に来ていた人にライフジャケットを着用しているか聞いてみました。

ライフジャケット未着用
「なかなか(海に)来ることがないので、コスト的に難しいかなと」

「しっかり子どもたちを見て、浮き輪になるものを必ず持たせて、ライフジャケット以外の方法で守ろうかなと思っています」

ライフジャケット着用
「親が泳げないから、なんかあったときに助けられないので子どもが予測しない動きをすることがあるのと、やっぱり危ないので安全のために必ず着用するようにはしています」

ライフジャケットの必要性について専門家は?

北海道海難防止・水難救済センター 柴田光晃部長
「海に関するさまざまな場所で、ライフジャケットの着用を推奨している。海水浴場においても推奨している。泳げると思っている方が溺れてしまうということがある。やはり自分の身を守るために、ライフジャケットの着用を推奨したい」

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