「殺すぞ、来いっていうから来た」面識のない男性宅を訪れインターホン越しに…「知らない人が刃物を持って来ている」逮捕された53歳の男「脅すため、本当に殺すつもりはなかった」

暴力行為等処罰法違反の疑いで53歳の男を逮捕した苫小牧警察署

20日午後、北海道苫小牧市で、面識のない45歳の男性宅を訪れ、男性に対し刃物で脅迫したとして、53歳の男が逮捕されました。

暴力行為等処罰法違反の疑いで逮捕されたのは、苫小牧市美園町２丁目の53歳の無職の男です。

男は、20日午後３時50分ごろ、苫小牧市泉町１丁目の共同住宅の45歳の男性宅を訪れ、男性に対し刺身包丁を示して「殺すぞ、来いっていうから来てやった」などと脅した疑いが持たれています。

警察によりますと、男と男性に面識はなく、男がインターホンを鳴らしたため、男性が応対するといきなり脅迫してきたということです。

そして男が刺身包丁を持っていることを確認した男性が、「知らない人が刃物を持って来ている」と110番通報しました。

警察官が駆けつけた際、男はすでに現場を立ち去っていましたが、聞き込み捜査などから特徴が似た男を発見し、容疑の裏付けを進め、21日未明、男を逮捕しました。

取り調べに対し、53歳の無職の男は「刃物を見せて脅したのは間違いないが、殺すぞとは言っていない」と話し、容疑を一部否認しているということです。

男が持っていた刺身包丁は刃渡り約37センチで、男は「脅すために持っていただけで、本当に殺すつもりはなかった」などと説明しているということです。

警察は犯行の動機などを調べています。