1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

【変わるサッポロ】新ホテル「コートヤード・バイ・マリオット札幌」が開業した中島公園エリア「MICE施設」の検討も… 時代のニーズに合った施設が続々誕生へ

北海道放送 / 2024年7月23日 21時28分

1970年代にはキャバレーが建っていた札幌市の中島公園エリアに、23日、新たなホテルが開業しました。

札幌市中心部のオアシス「中島公園」の目の前、かつてキャバレー「ミカド」や「キリンビール園」だった場所に、23日話題のホテルがオープンしました。

森田絹子アナウンサー
「優しい明かりで落ち着いた印象のロビーですね。素敵です。奥にはラウンジもありますね。ここで仕事をしてもいいし、一息つくのにもいいですね」

オープンしたのは、アメリカのホテルチェーン、マリオット・インターナショナルの「コートヤード・バイ・マリオット札幌」で、このブランドでは北海道内初進出です。

そんなマリオットの中でも、札幌グルメ「シメパフェ」を食べられるのはここだけ!ということで…。

森田絹子アナウンサー
「特別に試食を用意していただきました、いただきます。フルーツがたくさん入っていて非常に爽やかな味わいです。甘さは控えめでパクパク食べられますね、これ暑い日にもいいですね」

マリオット・インターナショナル カール・ハドソン エリアヴァイスプレジデント
「当ホテルのワールドクラスのホスピタリティとアメニティが、この街をさらに魅力的にすると確信しています」

現在、札幌市では中島公園エリアを再開発し、大規模な国際会議や展示会などが開催できる「MICE(マイス)施設」の建設を検討しています。

これを見据えてホテルが狙うのは、ビジネスとレジャーを組み合わせた「ブレジャー」の需要です。

「ブレジャー」は、出張の機会に滞在期間を延長して、余暇も楽しむというスタイルで、いま世界的な旅のトレンドになっています。

森田絹子アナウンサー
「ベッドが大きいです。とても高級感のある客室ですよね。しっかりと壁でお部屋が区切られているので、ビジネスもはかどりそうです」

積水ハウス 石井徹取締役
「ここはどんどん発展するエリアだと思っています。平日は仕事を楽しんで、休日はレジャーを楽しむ場所としては最適」

中島公園エリアが大きく生まれ変わるステップとして、札幌市の秋元市長も期待を寄せています。

札幌市 秋元克広市長
「中島公園エリアを今後の街づくりを担う重要な場所の一つとして位置付けている。今後ますます国内外に注目され、一層の発展を遂げられるよう、関係者と力を合わせて進めていきたい」

変わり始めた「中島公園エリア」ですが、もともとはどんな場所だったのか?“あの方”に聞きました。

番組の「歴史散歩」のコーナーでもおなじみの街歩き研究家の和田哲さんです。

街歩き研究家 和田哲さん
「こんなに変化の激しい公園はあまりない。中島公園の特徴の一つが、とても施設が多い。単なる緑のオープンスペースではなくて、いろんな施設があって時代のニーズに合わせた物(施設)が作られていく」

明治時代に中島公園ができたきっかけは、市民からの「大規模な催しを開く会場」を求める声でした。

大正時代には『博覧会』も開かれたといいます。

街歩き研究家 和田哲さん
「広くていろんな施設がある場所を(市民が)必要としていた。だから中島公園というのは、それからずっとイベント会場であり続けた。戦後の歴史を見ると、80年代ぐらいまでは割と子どもが楽しむ、子ども目線で楽しむ場所だった。だんだん大人向けの施設が増えてきましたよね」

いま検討されているMICE施設の建設にともない、隣接する札幌パークホテルが建て替えられ、周辺でも新たなホテルや複合ビルの建設が進むことで中島公園エリアの楽しみ方が変わってくると、和田さんは見ています。

街歩き研究家 和田哲さん
「公園を訪れる人には、道路を挟んだこちらの街は、一部を除いてあまり訪れる場所ではなかった。公園を訪れた人とこちら側の施設を訪れた人がお互いに交流するというか、公園を含む一つの街がこれからできていく感じがします」

明治時代に生まれた「中島公園」ですが、このエリアが今後どう変わっていくのか注目です。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください