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SNSで客を募り“違法”高金利で貸付 28~53歳の男女16人『トクリュウ』とみられるグループを再逮捕 2年間で8億3000万円超回収か

北海道放送 / 2024年7月24日 17時0分

公開された押収品(北海道警察提供)

金を貸し付けた北海道や神奈川県などの5人に対し、法定金利を超える利息を受け取ったとして福岡県などの男女16人が、24日再逮捕されました。
16人が拠点にしていたマンションからは1000万円を超える現金などが押収され、警察が余罪を調べています。

出資法違反の疑いで再逮捕されたのは、福岡市博多区に住む33歳の貸金業の男ら、福岡県や佐賀県に住む28歳から53歳の男女16人です。

16人は、今年2月1日から6月3日までの間、北海道の40代と30代の男性や神奈川県、福岡県、大阪府に住む合わせて5人に金を貸し付けて、12回にわたり、法定金利を超える17万3000円の利息を受け取った疑いが持たれています。

警察によりますと16人はSNSで「タイムマネー」や「ポケマネ」などの名称で客を募り、1週間で2割、10日で3割、2週間から1か月で5割などの高金利で金を貸していました。

そして約150人分の他人名義の銀行口座に金を振り込ませるなどしていました。

彼らから金を借りていたのは、おととし1月からの2年間で全国に約5800人いるとみられ、集めた金は元本と利息を含めて8億3000万円に上る見通しです。

16人のうち、男女4人は金融機関で金を引き出すいわゆる「出し子」とみられていますが、誰が首謀者なのかはまだわかっていません。

また16人が拠点にしていたのは、福岡市内のマンションなど4か所で、いずれも高層階の角部屋だったということです。

これについて警察は、音が別の部屋に漏れたり、他の建物から部屋の様子が見えたりするのを防ぐ狙いがあったとみています。

この事件をめぐっては、7月3日に北海道警と福岡県警の捜査員200人が、福岡市内の拠点などを家宅捜索し、スマートフォンやパソコン、キャッシュカード、紙幣計算機、さらに1000万円以上の現金などを押収し、裏付け捜査を進めていました。

警察は16人について、SNSを通じて離合集散をくりかえす匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる“トクリュウ”とみていて、金の流れや暴力団の関与の有無などを引き続き調べています。

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