出欠状況や教諭の所見など個人情報が記された文書を再利用 配布された生徒が気づく 当該の生徒と保護者に謝罪 北海道名寄高校

北海道名寄市の名寄高校で、生徒の個人情報が記された用紙を再利用し、その文書が生徒に配布されていたことが分かりました。

名寄高校によりますと、今月１日、１年生の生徒１人が、４月に配布された文書の裏に個人情報が印刷されているのを見つけ、学校に連絡しました。

文書の裏には、生徒の出欠状況や教諭の所見などが印刷されていて、学校は文書を配布した１年生５クラス133人全員に連絡し、これまでに40枚が回収されたということです。

回収した40枚のうち４枚に同様の情報が記されていましたが、実際何枚に記されていたかはわかっていません。

原因について学校は、片面が使われていない用紙を再利用する中で、個人情報が印刷された紙も再利用してしまったと説明しています。

学校は、個人情報が印刷された生徒と保護者に謝罪するとともに、まだ回収されていない分の回収を進めていて、現時点でインターネットなど外部への流出は確認されていないということです。