1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

留学生が驚いた…真夏に“雪の活用”!北海道沼田町の雪貯蔵施設を見学 公共施設の冷房や米の貯蔵に雪を利用「技術を母国に持ち帰って生かしたい」

北海道放送 / 2024年8月7日 20時33分

北国で生きる知恵や歴史に触れてほしい。
学んだのは北海道内に暮らす海外からの留学生たちです。

北海道空知地方の沼田町です。7日午後2時の気温が33.1度と暑い1日でしたが、ここは…。

留学生
「びっくり!さむい!」
「お~さむい!」

室温は4度。クールな部屋は、雪の貯蔵庫です。

豪雪地帯の沼田町では、冬の間に降った雪を貯め、夏に公共施設の冷房や農産物の貯蔵に使っています。

留学生
「何これ?雪?すごいですね」
「Cold!」
「本当にきれいいま8月なのでびっくりした」

雪の冷たさに驚くのは北海道内の大学院で土木建築や農業技術を学ぶ留学生です。

日本の優れた技術を母国の発展に生かしてもらおうと、JICAが企画した体験会に参加しました。

沼田町の担当者
「雪だけでこの部屋の温度を下げています」

北海道内有数の米どころ、沼田町。

地元のブランド米「雪中米」は、収穫直後の籾のまま、雪冷房の施設で保存します。

湿り気を帯びた雪の冷気で寝かせて、出荷直前に精米するので「新米」のように美味しいと人気です。

留学生たちは、こんな体験も。

8月23日から開かれる「夜高あんどん祭り」のあんどん作りです。

開拓者のふるさと富山県から伝承された祭り。

あんどんには、秋の豊作への願いが込められています。

帯広畜産大学 プルデンスさん(ルワンダ)
「沼田町が雪を貯蔵して、農業の生産に活用していることを学んだ。技術を母国に持ち帰って生かしたい」

自然の恵みに感謝して生きる。

雪国の知恵は将来、国を背負って立つ留学生たちの発想の原点になりそうです。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください