【緊迫の一部始終】体長1.5メートルのメスのクマ１頭が出没「家の敷地にクマがいる」と住人が通報 物置に入り込んで６時間ほど居座り続けたあとに駆除される 北海道上士幌町

15日朝、北海道十勝地方の上士幌町で住宅横の物置にクマ１頭が入り込みました。

およそ６時間に及んだクマの「居座り」。緊迫の一部始終です。

警察の注意アナウンス
「大変危険な状態なので車の中か屋内、安全なところにお戻りください」

15日午前８時ごろ、上士幌町ぬかびら源泉郷南区で「家の敷地にクマがいる」と住民から警察に通報がありました。

クマは、住宅の横にある屋根付きの物置に入り込み、居座り続けました。

時折、寝ているような様子もあったといいます。警察官やハンターが警戒を続け、およそ６時間後…。

大内孝哉カメラマン
「ただいま銃声が鳴っています」

午後２時前、クマは物置から出てきたところをハンターにより、駆除されました。

クマが出没した家の住人 上村潤也さん
「（クマは）そこに寝ていた。ただ、食べ物を探し歩いているだけで、全然警戒心があるような感じはしなかった」

「自分たちが知らないだけで、過去にも寝床にしたりしていたのかな」

現場の住宅の裏は山に続いていて、周辺には温泉街があります。

クマが出没した家の住人 上村潤也さん
「さすがに温泉街の中に出ちゃうと、これからの生活に支障をきたすし、観光客がたくさん散策したり、散歩している場所なので、無事駆除されて安心した」

警察によりますと、駆除されたクマは、成獣とみられるメスで、体長は1.5メートルほどでした。

このクマによる被害はありませんでした。