交際相手の男が住む共同住宅で、小学生の娘の顔を複数ビンタした28歳の母親を逮捕 男も頭を手で数回叩くなどした疑いで逮捕 北海道苫小牧市

小学生の女の子を暴行した疑いで、交際中の男女を逮捕した苫小牧警察署

15日午後、北海道苫小牧市の共同住宅で、小学生の娘の顔や頭を殴打する暴行を加えたとして、28歳の母親と、29歳の交際相手の男が逮捕されました。

暴行の疑いで逮捕されたのは、被害にあった女の子の母親で、小樽市幸町２丁目に住む会社員の28歳の女と、その交際相手で、苫小牧市花園町３丁目に住む自称・整備士の29歳の男です。

母親は15日、10歳未満の小学生の娘を連れ、交際相手の男が暮らす共同住宅を訪れ、午後０時から午後３時ごろまでの間に、娘の顔を平手で、数回ビンタする暴行を加えた疑いがもたれています。

そして、男も15日午後３時から午後５時までの間に、女の子の頭を平手で数回たたいた疑いが持たれています。

２人からそれぞれ暴行を受けた女の子は、頭が腫れ、顔面を内出血するなど軽いけがをしました。

警察によりますと、当時、家に居たのは３人だったということです。

事件があった15日の夜に、第三者から通報を受けた警察が、裏付け捜査を進め、16日午前、母親と交際相手の男を逮捕しました。

警察の調べに対し２人は「子どもの態度に腹が立った」などと話し、母親は「頬をたたきました」、男は「しつけのためにやった」と、それぞれ容疑を認めているということです。

警察は、この家族について、過去にトラブルや相談歴があったかどうかは捜査中とし、暴力が日常化していなかったかなど、さらに事件の経緯などについて詳しく調べています。