楽天・三木谷社長らをかたる投資詐欺グループの中国人“受け子”42歳の男、50代女性から2000万円をだましとった疑いで３度目逮捕

今年２月末から３月にかけて、北海道空知地方の50代の女性が被害にあった投資詐欺事件で、現金2000万円をだまし取ったとして中国人の42歳の男が逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、東京都板橋区に住む中国籍で会社役員の池建宋（容疑者チ・ジェンソン）42歳です。

池容疑者は、楽天グループの三木谷浩史社長をかたる人物や証券会社社員を名乗る人物と共謀し、今年２月29日から３月６日の間に女性と現金2000万円をだまし取った疑いが持たれています。

警察によりますと、被害にあった女性は今年１月に三木谷浩史氏の投資講座を装ったネット広告を通して知り合った人物から「米国株式市場に参加できるように2000万円の追加資金が必要」と持ちかけられ、「お宅に現金を受け取りに行くスタッフを手配してます」などとメッセージを受け取りました。

そして女性は自宅に来た池容疑者に現金2000万円を渡したということです。

女性は今年１月から４月の間に架空のアプリを通じて19回にわたり別の詐欺被害に遭っていて、警察に相談していました。

取り調べに対し、池容疑者は「お金をとったことは間違いない」と容疑を認めているということです。

警察は、池容疑者が詐欺グループの中で現金を回収する「受け子」として、これまでに２度逮捕されていました。

警察は、池容疑者の余罪を調べているほか、詐欺グループの全容解明を進めています。