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【台風情報】非常に強い台風10号「最強クラス」最新進路と雨と風予想“ノロノロ”九州への影響長引き、列島に留まるおそれ(気象庁28日午前11時23分発表)

北海道放送 / 2024年8月28日 12時50分

気象庁は、28日午前11時23分に台風第10号に関する情報を以下の通り、発表しました。

非常に強い台風第10号は、今後さらに発達しながら29日にかけて九州南部に接近し、九州に上陸するおそれがあります。

九州南部では記録的な暴風や高波、高潮、大雨となるおそれがあり、特別警報を発表する可能性があります。

鹿児島県では暴風や高波、高潮に最大級の警戒をしてください。また、大雨に厳重に警戒してください。

西日本と奄美地方では、29日にかけて線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。

[気象概況]
非常に強い台風第10号は、28日午前10時には屋久島の南南西約120キロにあって、ゆっくりした速さで北北西へ進んでいます。

中心の気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルで、中心から半径110キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。

台風は、今後さらに発達しながら北上し、29日にかけて九州南部に接近し、九州に上陸するおそれがあります。

九州南部では記録的な暴風や高波、高潮、大雨となるおそれがあり、特別警報を発表する可能性があります。

台風の動きが遅いため、奄美地方や西日本では長い時間にわたって、猛烈な風や猛烈なしけが続き、総雨量が多くなる見込みです。

また、西日本と東日本の太平洋側を中心に、台風本体から離れた地域でも、台風周辺や太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が流れ込んで大気の状態が非常に不安定となり、断続的に雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降っている所があります。

[風の予想]
奄美地方では29日にかけて、西日本では30日にかけて、猛烈な風が吹く所がある見込みです。

・28日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
四国地方…18メートル(25メートル)
九州北部…20メートル(30メートル)
九州南部…50メートル(70メートル)
奄美地方…50メートル(70メートル)

・29日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
中国地方…18メートル(25メートル)
四国地方…25メートル(35メートル)
九州北部…40メートル(55メートル)
九州南部…50メートル(70メートル)
奄美地方…50メートル(70メートル)

・30日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
東海地方…22メートル(35メートル)
近畿地方…25メートル(35メートル)
中国地方…25メートル(35メートル)
四国地方…30メートル(45メートル)
九州北部…40メートル(55メートル)
九州南部…40メートル(55メートル)

その後も、西日本から東日本では非常に強い風が吹くおそれがあります。

[波の予想]
奄美地方と西日本では、29日にかけて、うねりを伴い猛烈にしける所があるでしょう。
・28日に予想される波の高さ
四国地方…5メートル うねりを伴う
九州北部…5メートル うねりを伴う
九州南部…10メートル うねりを伴う
奄美地方…10メートル うねりを伴う

・29日に予想される波の高さ
東海地方…5メートル うねりを伴う
近畿地方…6メートル うねりを伴う
四国地方…7メートル うねりを伴う
九州北部…7メートル うねりを伴う
九州南部…10メートル うねりを伴う
奄美地方…10メートル うねりを伴う

・30日に予想される波の高さ
東海地方…6メートル うねりを伴う
近畿地方…7メートル うねりを伴う
四国地方…7メートル うねりを伴う
九州北部…7メートル うねりを伴う
九州南部…6メートル うねりを伴う
奄美地方…5メートル うねりを伴う

その後も、西日本から東日本では大しけとなるおそれがあります。

[雨の予想]
奄美地方と西日本、東日本を中心に29日にかけて、台風本体や台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込んで、大気の状態が非常に不安定となるため、雷を伴った非常に激しい雨や猛烈な雨が降り、大雨となる所がある見込みです。

また、西日本から東日本では、30日以降も大雨が続き、九州南部を中心に総雨量が1000ミリを超える記録的な大雨となるおそれがあります。

28日正午29日正午までに予想される24時間降水量は多い所で、
東海地方…250ミリ
近畿地方…150ミリ
四国地方…300ミリ
九州北部…300ミリ
九州南部…600ミリ
奄美地方…250ミリ

その後、29日正午から30日正午までに予想される24時間降水量は多い所で、
東海地方…300ミリ
近畿地方…200ミリ
中国地方…150ミリ
四国地方…400ミリ
九州北部…500ミリ
九州南部…600ミリ

その後、30日正午から31日正午までに予想される24時間降水量は多い所で、
東海地方…300ミリ
近畿地方…300ミリ
中国地方…200ミリ
四国地方…400ミリ
九州北部…300ミリ
九州南部…150ミリ

線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。

線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性のある地域は、九州南部・奄美地方、宮崎県、鹿児島県(奄美地方を除く)が引き続き29日夜にかけて、奄美地方が引き続き29日午前中にかけて、山口県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県 28日夜から29日夜にかけて、四国地方、徳島県、愛媛県、高知県 29日午前中から29日夜にかけてです。

[防災事項]
鹿児島県では、暴風や高波、高潮に最大級の警戒をしてください。

九州南部では、大雨特別警報発表の可能性もあります。

特別警報の発表を待つことなく、地元市町村が発令する避難情報に従って早め早めに身の安全を確保してください。

奄美地方と西日本では、一部の住家が倒壊するおそれもある猛烈な風が吹く所がある見込みです。

風が強まる前に頑丈な建物の中に移動するとともに、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒してください。

また、高波に厳重に警戒し、高潮や高潮と重なり合った波浪による浸水などにも厳重に警戒してください。

奄美地方、西日本から東日本の太平洋側の地域を中心に、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。

発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。

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