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札幌市で実証実験中の「マイナ救急」とは?マイナカードに患者の服用薬やかかりつけ病院などの情報 救急現場での迅速な対応を目指す

北海道放送 / 2024年8月28日 18時35分

病院へ向かう救急車。
その際、知りたいのは救急患者が通院する病院や薬などの情報です。
来年度の導入を目指して今、札幌市でこんな実験が行われています。

今、札幌市で、ある実証実験が進められています。

健康保険証と一体化したマイナンバーカードの情報を、救急の現場で生かす通称「マイナ救急」です。

札幌市消防局は、36台の救急車のうち、5台に読み取り用の専用端末を導入しました。

貴田岡結衣記者
「マイナンバーカードを専用の端末に差し込むと、服用している薬やかかりつけ医院の情報が表示されます」

救急隊員
「本日マイナンバーカードお持ちでしょうか」

患者
「あると思います…」

救急隊員
「医療情報を確認することができます。拝見していいでしょうか」

まず、本人または家族などから情報を得る同意を得ます。

救急隊員
「心臓の病気でかかりつけ病院があるんですね。受け入れ確認します」

1分1秒を争う可能性もある救急の現場。

紐づけられた情報から適切な処置を判断することができます。

札幌市消防局 大西昌亮係長
「(患者の情報を)適切に医療機関に提供できる、円滑な情報提供、確実な情報として医療機関に提供できるので治療開始までを短くできる」

背景にあるのは救急患者の高齢化です。

「家族の服用薬を知らない」。

「耳が遠く聞き取りに時間がかかる」。

そんな時、必要な情報をマイナカードから得ることで救急搬送を円滑に、そして迅速に行うねらいがあります。

一方で課題も…。

札幌市消防局 大西昌亮係長
「まずはみなさんがマイナカードを保険証とひもづけていただいて、救急要請のときは準備してもらいこの趣旨に同意いただくことが大事」

札幌市消防局は、今後2か月をめどに課題を洗い出すことにしています。

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