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ほぼ半世紀ぶりの商業捕鯨“最高峰”ナガスクジラ肉が9月4日『クジラの日』から販売「若い世代に鯨の入門編ということで…」札幌で展示・商談会開催

北海道放送 / 2024年9月2日 20時51分

約半世紀ぶりに商業捕鯨で捕獲されたナガスクジラの肉が、9月4日から北海道札幌市内で販売されることになりました。

太田湧一朗記者
「半世紀ぶりに商業捕鯨として捕獲されたナガスクジラ。その展示商談会が行われています」

8月31日、札幌の中央卸売市場で開かれたナガスクジラの肉の展示・商談会。

会場には色鮮やかな刺身のほか、ベーコンなどの加工品も並びました。

ナガスクジラは、水産庁が2024年新たに捕鯨枠に加えた体長20メートルほどに及ぶ大型のクジラで、クジラ肉のなかでも「最高峰」といわれています。

卸売業者の女性
「おいしかった。臭みもなくて、今までの鯨の印象が変わった」

卸売業者の男性
「昔より柔いような感じがする」

今回販売されるナガスクジラは、5月に操業を始めたばかりの最新型の母船「関鯨丸」が、北海道・東北沖の排他的経済水域で捕獲しました。

日本では伝統的にクジラ漁が行われてきましたが、ナガスクジラの商業捕鯨は国際的な批判の高まりなどから1976年を最後に中断。

日本は5年前に、IWC(国際捕鯨委員会)を脱退して商業捕鯨を再開していて、今回、十分な資源量が確保されたとしてナガスクジラを捕獲しました。

小売業者
「国産ということで、より一層お客さんに売りやすくアピールしやすい。商業捕鯨で取れることがある程度確定してくれば、計画も立てやすくなる。今までとは展開のしかたが変わる」

ナガスクジラを捕獲した会社 高野雄介 営業部長の声
「若い世代に鯨の入門編ということで、取っかかりになるのではという期待がある」

札幌市内では9月4日の「くじらの日」に合わせて、鮮魚店や飲食店でナガスクジラの肉の販売が始まります。

捕獲した会社によりますと、小売価格は100グラム当たり400円程度となる見込みで、今後、消費が高まるのか注目されます。

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