白老町バス横転 無罪確定の男性運転手が国に賠償を求めた訴訟 最高裁が上告退け、男性運転手の敗訴確定

2013年の道央道バス横転事故で無罪となった運転手の男性が、起訴は違法だったとして国に賠償を求めていた裁判で、最高裁判所は上告を退ける決定をし男性の敗訴が確定しました。

この事故は2013年、北海道胆振地方の白老町の道央道でマイクロバスが横転し、観光客13人が重軽傷を負ったものです。

当時運転していた65歳の男性は、2015年自動車運転過失傷害の罪で在宅起訴されましたが、その後、無罪が確定しました。

男性は起訴は違法だったとして国に賠償を求めて提訴し、１審の札幌地裁は国に約430万円の支払いを命じていました。

最高裁は11日付で男性側の上告を退ける決定をし、男性を逆転敗訴とした２審の札幌高裁判決が確定しました。