倉庫に突っ込んだ乗用車、80代の男性「ブレーキとアクセルを踏み間違えた」…今週“一時停止の交差点”で、レンタカーや初心者マークの死亡事故相次いだ北海道 十分な注意を呼びかけ

倉庫に衝突した80代の男性の乗用車（13日午後、由仁町）画像提供：北海道警察

13日午後、北海道由仁町で、80代の男性が運転する乗用車が倉庫に衝突しました。男性は一時停止の交差点で、ブレーキとアクセルを踏み間違えた旨の話をしているということですが、今週、一時停止の交差点では死亡事故が相次いでいて、警察が注意を呼びかけています。

13日午後４時まえ、由仁町本町で、80代の男性が運転する乗用車が農産物を管理する倉庫に衝突しました。
男性にけがはなく、巻き込まれた人もいません。
警察によりますと、現場は一時停止の標識がある丁字路交差点です。

男性は「ブレーキとアクセルを踏み間違えた」旨の話をしているということですが、今週、一時停止の標識がある交差点では、死亡事故が相次ぎました。

８日午前、倶知安町八幡の交差点で、タンクローリーと衝突し、レンタカーの乗用車の67歳の夫が死亡、64歳の妻も意識不明の重体になりました。

夫婦は広島県から旅行中とみられ、夫婦のレンタカー側に一時停止の標識がありました。

さらに、10日午前、札幌市北区の交差点でも、ワゴン車と乗用車が衝突し、ワゴン車の91歳の女性が死亡、他に２人もけがで救急搬送されました。

この事故は、初心者マークの乗用車側に一時停止の標識があり、運転していた34歳の中国人の女が逮捕されています。

警察は、交差点での安全確認、高齢ドライバーの駐車や発進などに注意するよう、あらためて呼びかけています。