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人格が“シンシア”を名乗る人格に入れ替わり、実在しない“妹”も…法廷で公開された田村瑠奈被告の音声「てめえらを殺してやる」父親修被告「妹は瑠奈の魂のこと」【ススキノ首切断殺人】

北海道放送 / 2024年10月1日 19時56分

去年7月、札幌の歓楽街ススキノのホテルで男性が殺害されて、首を切断され、親子3人が逮捕された事件。1日の母親の浩子被告61歳の裁判では、娘の瑠奈被告30歳と父親の修被告60歳の会話の音声データが公開されました。

堀内大輝アナウンサー
「朝から傍聴券を求める人の列ができています」

1日、4回目を迎えた母親、浩子被告の裁判。父親の修被告が3か月ぶりに証言するとあって、注目を集めました。この事件の裁判では、死体遺棄と損壊のほう助の罪に問われた母親 浩子被告の裁判だけが進んでいます。

6月に開かれた初公判で浩子被告は…

浩子被告(初公判)
「犯罪を手伝う意思は全くなく、損壊を手助けするつもりも全くなかった」

涙ながらに無罪を主張しました。検察は、親子3人が共犯だということを立証するために、特殊な親子関係を指摘しました。

検察
「浩子被告と修被告は瑠奈被告が決めたルールを忠実に守る「瑠奈ファースト」の親子関係だった」

一方で弁護側は、瑠奈被告の計画は「まったく知らなかった」と主張し、対立しています。1日の裁判の冒頭で、弁護側は証拠として、事件以前に、修被告が録りためた娘の瑠奈被告との会話の音声を流しました。

音声には瑠奈被告が英語で「I want to kill you」(=お前を殺したい)などと、修被告をののしる様子が録音されていました。

さらに、精神科を受診させようとする修被告に対しては…

瑠奈被告
「てめえらを殺してやる。ずっとそう思って生きてきたんだよ。私の妹と私は」

音声の再生が終わった後、法廷に姿を現した修被告は、実際には妹のいない瑠奈被告が、「妹」と発言したことについて

修被告
「「妹」とは瑠奈の魂のこと。話しているのはシンシアさんではないか」

以前から瑠奈被告の人格が、シンシアを名乗る別人格と入れ替わっていたと証言しました。

また、8月の裁判では、検察が瑠奈被告の計画を両親が事前に知っていた証拠として、修被告のスマートフォンに残っていた「ハイターで指紋は消せる?」といった検索履歴を提出していました。

しかし、1日の裁判で修被告は、人形を集めている瑠奈被告から「ドールの皮脂汚れを消せるのか質問があった。皮脂汚れをハイターで消していいのか調べた」と証言し、事件との関連を否定しました。

親子3人が、事件にどうかかわっていたのか。検察と弁護側の攻防が続いていて、検察側の修被告に対する尋問は次回以降行われます。

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