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衆議院解散へ 公認問題で揺れる自民党・・・北海道5区 対抗する野党議員は裏金、不記載問題への追及を強める構え

北海道放送 / 2024年10月8日 21時17分

「私が総裁です!」石破総理の顔が描かれたその名も「ゲルたん紅白まんじゅう」です。

先週から、永田町界隈で販売されていますが、支持率に反して?売れ行きは上々ということです。

予算委員会も開かず、9日解散する方針の石破総理。

しかし、総裁選の第一声は違いました。

石破茂 総理
「全閣僚出席型の予算委員会、そういうものを一とおりやってこの政権は何を考えているのか、何を目指しているのかということが、国民の皆さまに示せたその段階で可能な限り早く信を問いたい」

野党からは早くも「手のひら返し」との批判の声があがっています。

立憲民主党 小川淳也 幹事長
「まさに有言不実行、言行不一致、うそつきのそしりすら免れない」

変節した総理に待ち受ける逆風について考えます。

直近3代の政権発足時の支持率をまとめました。

菅政権が70.7パーセント、岸田政権が58.6パーセント、石破政権が51.6パーセントとなっています。

石破総理は9日解散に踏み切りますが、そこに垂れこめているのが裏金議員の扱い=いわゆる公認問題です。

石破茂 総理
「要はわが自由民主党として国民にお願いするに足るかどうか。そういう基準は厳格に定めてやっていくべきものだと」

地元、鳥取で裏金議員の公認について「厳格に基準を定めるべき」と語っていた石破総理。

しかし、いざ総理になると「原則公認」とする方向に傾きます。

しかし、これに世論が反発すると、再び方針を転換します。

石破茂 総理
「選挙における非公認よりも重い処分をうけた者は非公認とする」

党内処分の重い裏金議員、少なくとも6人は「非公認」。

不記載のあった議員42人は、比例代表での重複立候補を認めない方針を決めました。

しかし、小選挙区では、大半が「公認」される可能性があるのです。

時崎愛悠 記者
「石破総理の裏金議員をめぐる対応は道民の目には、どのように映っているのでしょうか」

評価する
「一応(評価する)。もっと厳しくした方がいい、選挙のために顔変えたわけで」

評価しない
「私は反対したい。政治とカネの問題、お金のことをあいまいにしてごまかすような政治をしてほしくない」

評価しない
「石破さんも揺らいでいる、どちらにしていいか自分の意見が最近出てこなくなった」

札幌市中心部で30人に聞いた結果、5人が総理の対応を評価するとした一方、評価しないのは25人でした。

裏金公認問題に揺れる選挙区は、北海道内にもあります。

自民党の現職、北海道5区選出の和田義明(わだ・よしあき)氏です。

自民党・現職 和田義明氏(52)
「大変厳しい情勢だと私自身も肌感覚で感じているので厳しい戦いが予想される」

5年間で990万円の不記載が発覚。

党の処分は「戒告」でした。

江別で行われた和田氏後援会の事務所開き。

挨拶はお詫びの言葉で始まりました。

自民党・現職 和田義明氏(52)
「私の政治資金の問題で、皆さま方に本当に心配をかけたことを謹んでおわび申し上げる。多くの方々に『しっかりしろ』『何やっているんだ』というお叱りをたくさんいただいた」

次の衆院選では比例代表への重複立候補が認められないため、小選挙区で当選するしかありません。

そして、説明が不十分で地元の理解が進んでいないと判断されれば、「非公認」で戦うことになる可能性もあります。

一方、同じ北海道5区に立候補を予定する立憲民主党の元職、池田真紀(いけだ・まき)氏です。

立憲民主党・元職 池田真紀氏(52)
「今回の問題、北海道はこの5区でも残念ながら起きてしまった。通常の私たち国民の考えでは全くありえない」

裏金、不記載問題への追及を強める構えです。

立憲民主党・元職 池田真紀氏(52)
「明らかに法律に違反しているわけだから。『今は政治は金がかかるんだ』みたいになってしまうと、そうではない」

北海道5区では共産党の新人、鈴木龍次(すずき・りゅうじ)氏も8日、道庁で出馬会見を開きました。

共産党・新人 鈴木龍次氏(64)
「やはり企業団体献金の禁止を据えた政治資金規正法の改正は訴えたい」

裏金をめぐる問題は、今度の衆院選でも大きな争点になります。

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