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暴力団の身分を隠して「函館港まつり」に露店を出店 暴力団組長を詐欺の疑いで逮捕 知人2人と共謀 北海道函館市

北海道放送 / 2024年10月9日 9時16分

詐欺の疑いで58歳の暴力団組長を逮捕した函館西警察署

ことし8月、北海道函館市で開かれた「函館港まつり」に、暴力団の身分を隠して露店を出店したとして、暴力団組長ら男女3人が8日逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、指定暴力団六代目山口組二代目大原組二代目鈴雅組の組長で、函館市宇賀浦町に住む八角博幸(やすみ・ひろゆき)容疑者58歳、函館市八幡町に住む58歳の飲食店経営の男、函館市宇賀浦町に住む42歳の派遣社員の女です。

八角容疑者らは共謀し、8月1から5日に函館市で開かれた「函館港まつり」に露店を出店するため、祭りの実行委員会に対し「暴力団との関わりは一切ない」旨の虚偽の誓約書を提出し、実行委員会をだまして、出店の権利を不正に得た疑いが持たれています。

警察によりますと、八角容疑者らは、祭りにおでんなどの飲食物を販売する露店を1店舗出店していました。

警察が、暴力団関係の捜査を進めていたなかで今回の詐欺容疑が明らかになり、3人は8日逮捕されました。

警察によりますと、3人は以前から知人どうしだったとみられ、八角容疑者が露店の営業の準備、58歳の飲食店経営の男は契約書の申請と露店の営業、42歳の派遣社員の女が露店の営業をしていたということです。

警察は、八角容疑者らの認否を明らかにしていません。

警察は、3人の余罪や売上金の行方などについて調べを進めています。

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