エビやホタテ、サケにウニ…タコも立候補!北海道のマチで8つの海産物が出馬中の“海産総選挙” 本格的なポスターにはダジャレ炸裂のキャッチコピー ホタテの3連覇なるか…阻止するのはエビかサケか?
北海道放送 / 2024年10月17日 21時32分
こちらも熱い戦いです。15日に公示された衆院選に合わせ、「もうひとつの総選挙」が始まっています。
目の前に広がる噴火湾。豊富な「海産物」に恵まれる北海道胆振の豊浦町です。観光協会の事務所を覗いてみると、そこには「海産総選挙」の文字が。
噴火湾とようら観光協会岡本貴光事務局長「先ほど告示になりまして、今回出馬の8つの海産物が公開されたところ」
15日に公示された衆院選に合わせ、豊浦町でスタートした「海産総選挙」。地元で獲れる海産物の人気ナンバーワンを決める戦いです。
過去2回は抜群の知名度を生かし、いずれも「ホタテ」がトップ当選。果たして今回は…。
地元の人「毎度、ぶれずに『エビ推し』です」「『ホタテ』一択ですね!(理由は?)ホタテ漁師なので」
“ホタテ”の3連覇か。初出馬の4候補が支持を集めるのか。白熱する海産総選挙の行方は?
今月15日、豊浦町内の温泉施設に候補者たちのポスターが張り出されました。
堀内大輝アナウンサー「カムバックサーモン。心の叫びを魚卵あれ!3年越しの思いをハラス、鮭!」
産卵のため、貫気別川(ぬきべつがわ)を遡上してきたサケは、生まれた川に戻る“地元愛”をアピールします。
堀内大輝アナウンサー「ボタンエビ『かけ違い』のない世界へ…。また上手いこと、言いますね、“ボタンの…かけ違い”ね!来ましたこちらがV2、2連覇している圧倒的人気のホタテです」
豊浦町は、噴火湾の“ホタテ養殖”発祥の地で、毎年、ホタテ釣り選手権が開かれるなど、知名度は抜群。今回も「格の“”ちがい”(=稚貝)」を見せつけるのでしょうか。
噴火湾とようら観光協会 岡本貴光事務局長「(ホタテは)すべての漢字に『貝』を入れて、しつこく“貝貝貝”…と」
堀内大輝アナウンサー「ホタテを持ち上げてまいす?」
噴火湾とようら観光協会 岡本貴光 事務局長「いえいえ!公平公正にやっていますので!」
堀内大輝アナウンサー「海藻類が今回初出馬ですか」
噴火湾とようら観光協会 岡本貴光 事務局長「地豊藻生(ちほうそうせい)地に豊かに藻が生きると。海藻は、石場に茂っていますので」
この他にも…。
【ウニ「やめよう!ちくちく言葉」】
【まぐろ「勝ちトロう!ツナがりのある未来を」】
【たこ「ユチャクダメ!ゼッタイ!!北海に 卍固め(オクトパス・ホールド)!!」】
【オオズワイガニ「噴火湾で勢力拡大 時代の殻は俺が破る」】
タコは、元参院議員のアントニオ猪木さんのスローガン「国会に卍固め」のパロディー。
前回2位だった“毛ガニ”に代わって初出馬するのは、近年、噴火湾で勢力を拡大している“オオズワイガニ”です。
ただ、大量発生で刺し網漁の網を傷つけてしまうなど、地元漁師の支持を得られるかは不透明です。
堀内大輝アナウンサー「これは誰が考えている?」
噴火湾とようら観光協会 岡本貴光 事務局長「観光協会のスタッフや漁協の職員に相談しながら決めている」
一方、町内の飲食店も、選挙戦を盛り上げます。こちらの「すし店」では、出馬した8候補が勢揃いした限定メニューの提供を始めました。
堀内大輝アナウンサー「おおーこれまた豪華なセットですよ!」
勝寿司 武澤順子さん「ボタンエビは春と秋、マグロも夏場しかとれない、年中食べられる『オオズワイガニ』が好き」
堀内大輝アナウンサー「いただきます。おいしい。弾力がありますね。甘い甘い」
7種の握りに、海藻のマツモはお吸い物にしました。
この「海産総選挙セット」は、27日の投開票日まで提供するということです。
噴火湾とようら観光協会 岡本貴光 事務局長「(豊浦町の海産を)全国の人に知っていただくきっかけづくりとして、海産総選挙を開催するのと、衆議院選挙にも『清き一票』を皆さんに入れていただきたい」
堀啓知キャスター)
それにしてもポスターのコメントが秀逸ですね。
堀内大輝アナウンサー)
漁協の職員らに相談しながら、観光協会のスタッフが考えているということです。
今回は、どの候補が1位に輝くのか。HBCでは有権者の関心や支持動向を探るため、豊浦町で「魚論調査」を行いました。
いぶり噴火湾漁協 豊浦支所 傳浩司係長「新鋭の『海藻類』ですね。豊浦はワカメ、フノリ、マツモですね。みそ汁に入れるとおいしい」
いぶり噴火湾漁協 佐藤梨稀哉さん「やっぱりホタテだと思います。3連覇して格のチガイってやつを見せてもらいたい」
室蘭市民「『バフンウニ』だね。いまはもう、高嶺の花みたいなもので…」
豊浦町民「ホタテが一番、豊浦で有名なので、『ホタテ』だと思います」
◇《HBC魚論調査の結果》
調査の結果、2連覇中の「ホタテ」が50%と、今回も盤石の強さを見せています。これを追って「ボタンエビ」と「サケ」がいずれも13%と、し烈な2番手争いを繰り広げています。
堀啓知キャスター)
ホタテは相変わらず人気ですね…
堀内大輝アナウンサー)
ちなみに前回2021年に実施した「海産総選挙」、こんな反響があったそうで、静岡県の小学校が3年生の授業で豊浦町のポスターを採用。実際に投票したり、選挙の手順を学んだりしたそうです。
豊浦町の「海産総選挙」は27日の午後5時まで、観光協会のホームページから誰でも投票できます。
投票者の中から抽せんで30人に豊浦町の特産品が当たります。衆院選と合わせて、投票してみてはいかがでしょうか。
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