車の中で女性２人死亡…２人の自殺を手助けした罪 26歳の女に懲役３年、保護観察付き執行猶予４年の有罪判決 札幌地裁

３月に北海道江別市で焼けた車から女性２人の遺体が見つかった事件で、２人の自殺を手助けした罪に問われている女（26）に札幌地裁は執行猶予の付いた有罪判決を言い渡しました。

寿都町の井上沙織被告（26）は、３月ＳＮＳで知り合った女性２人と江別市の公園の駐車場で自殺を図ろうとした際、練炭の火が車の中に燃え移り、２人の自殺を手助けした罪に問われています。

札幌地裁は21日の判決で「集団自殺を催促した程度は大きく、２人の尊い命が奪われた結果は重大だ」と指摘。

一方で、「２人の集団自殺の意思をことさら強める働きかけをしたとは言えず、被告人を強く非難しがたい事情もある」として、井上被告に懲役３年、保護観察付き執行猶予４年の判決を言い渡しました。