札幌ススキノの“コンカフェ”に「知らない男が店舗に入っている」防犯カメラで確認し通報、店のカウンターから現金１万円を…出入り業者の男「生活が苦しくて」

建造物侵入と窃盗容疑で髙橋佑介容疑者を逮捕した札幌中央警察署

10月、札幌市の歓楽街ススキノにある、いわゆるコンセプトカフェと呼ばれる飲食店に侵入し、現金１万円を盗んだとして48歳の男が逮捕されました。男はこの店に出入りする酒店の従業員でした。

建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕されたのは、札幌市西区発寒10条５丁目の会社員、髙橋佑介容疑者48歳です。

髙橋容疑者は、10月21日午後１時13分ごろ、ススキノにある飲食店に侵入し、店のカウンターにあった貯金箱から現金１万円を盗んだ疑いが持たれています。

警察によりますと、店は営業時間外で、出勤したオーナーが被害に気付き「閉店時間中に知らない男が店舗に入っているのを防犯カメラで確認したので来てほしい」と近くの交番へ通報しました。

警察は、防犯カメラの映像などから髙橋容疑者を特定し、事件から約１か月後の22日に逮捕しました。

取り調べに対し、髙橋容疑者は「生活が苦しくてお金を盗んだ」という趣旨の供述をしているということです。

被害に遭った飲食店は、アイドルを目指す女性たちのパフォーマンスを楽しめる店で、店によりますと、髙橋容疑者は取引している酒店の従業員で、以前、何度か店への出入りがあったということです。

警察は、事件の詳しい経緯を調べています。