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【札幌・ススキノ首切断】母親・浩子被告(61)の7回目の裁判~詳細① 娘の瑠奈被告(30)について「中学入学後不登校に…同級生とのトラブルは一度もない」

北海道放送 / 2024年12月12日 12時41分

左から、田村浩子被告(61)・瑠奈被告(30)・修被告(60)

2023年、札幌・ススキノのホテルで首を切断された男性の遺体がみつかり、親子3人が逮捕・起訴された事件で、12日午前11時から母親の田村浩子被告(61)の7回目の裁判が開かれ、浩子被告への被告人質問が始まりました。

白シャツの上にブルーのセーターを着て、紺のスカート姿で出廷した浩子被告。

弁護人から被害者男性とその家族への気持ちを聞かれると、
「もしこのような事件が起こらなければ大切な家族と過ごす時間がまだ続くと思うし、申し訳なく思う。家族も大切な方を失うことになって、その気持ちを思うと取り返しのつかないことになって大変申し訳なく思う」と述べました。

また、娘の瑠奈被告(30)については、中学入学後、不登校になり、18歳以降は自宅に引きこもるようになったものの、同級生とのトラブルは一度もなく、学校の先生呼び出されたり、注意されたりすることもなかったと話しました。

そのころの瑠奈被告とどう接していたか問われると、
「小学校から行き渋り、発熱が多々あって、家にいる時は楽しませたいと」
「だんだん学校に行かないと焦って、登校を促すようなことがあった。『行きなさい』といってもいい結果はなかった」
「中学の最初に(瑠奈被告が)教科書見て『文字が踊ってるように見える』と。それからは『行きなさい』とは言わずにフリースクールにした」

幼少期のしつけについては、浩子被告は「通常のことは欠かさずにしていた。瑠奈は言うことを聞いていた」と答えました。

瑠奈被告の他人に対する暴力もなく、虫が家に入っても「外に逃がしてほしい」と言ったり、野良猫などを保護したりして可愛がっていた時期もあったと述べました。

死体遺棄と損壊を手助けした罪に問われている浩子被告(61)は、初公判で「犯罪を手伝う意思はまったくなかった」と涙ながらに無罪を主張しています。

これまでの裁判で、双方の証拠調べや父親の修被告(60)の証人尋問などが行われ、娘の瑠奈被告(30)を中心とした3人の特殊な家族関係が明らかになっています。

裁判は夕方まで続きます。

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