愛称は「ポラリスⅡ」札幌市の路面電車に新型車両登場『乗り残し』解消へ通路幅を拡張

札幌市の中心部を走り、市民や観光客に親しまれている路面電車。まもなく新型の車両が登場します。

19日札幌市の電車事業所でお披露目されたのは、新たに導入される新型車両「Ａ1210形」愛称「ポラリスⅡ」です。

11年前に導入した初代「ポラリス」に改良を加えたということですが、一見しただけでは…わかりません。

髙橋智也 記者
「札幌市交通局が改善したいのが、乗りたい人が満員で乗れなくなる『乗り残し』だそうです。通路幅を広げたということなので実際に測ってみましょう」

最も幅を広げたのが、この部分。

初代ポラリスは、１メートル５センチ。では、新型の「ポラリスⅡ」は？

髙橋智也 記者
「１メートル19センチですね。14センチ広くなっています」

さらに、イスのサイズを少し小さくしたことで、乗車定員は初代「ポラリス」より４人増え、75人になりました。

車両正面にある「行き先表示」が、これまでより大きくなったほか、こんな配慮も…。

札幌市交通局 木戸上哲人さん
「外国人客にもわかりやすくするように英語表記も入れた。市民をはじめ観光客にも利用してもらえたら」

「ポラリスⅡ」は早ければ12月下旬にもデビューし、2028年度まで毎年１両ずつ導入する予定です。