企業や官公庁で仕事始め 原田スキー連盟会長、“札証取引開始の鐘”鳴らす 2025年は景気上向く「辰巳（たつみ）天井」

6日は多くの企業や官公庁で仕事始めとなりました。今年の干支は「巳」。
相場の格言で「辰巳天井」と呼ばれ、株価が上がり景気が上向くとされています。

札幌証券取引所では、新年を祝う「大発会」が開かれ、長野オリンピックの金メダリストで全日本スキー連盟の原田雅彦会長が取り引き開始を告げる鐘を鳴らし、道内経済の発展を願いました。

全日本スキー連盟 原田雅彦会長
「（去年）1年間の売買代金は6年ぶりに1000億円を超え、私のジャンプの世界ではＫ点超え」

札幌市の秋元克広市長は恒例の「今年の１文字」を「続」と発表しました。

札幌市 秋元克広市長
「巳（へび）のように長くしなやかに、札幌のまちがいつまでも誰もが安心して暮らし続けられる持続可能なまちづくり」

今年は、中央区に「水素ステーション」を設置するなど、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを推進したいと述べました。

鈴木直道知事は、再生可能エネルギーや食糧安全保障を念頭に「日本をけん引する仕事をしているという思いを胸に働いて欲しい」と訓示しました。

北海道 鈴木直道知事
「日本そして世界に貢献する。そのことが北海道の発展に直結する大きな期待を背負っている」

課題となっている人口減少問題の対策としては子ども中心の社会の実現に向けた条例の制定準備などを進めると述べました。