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2025年の景気は?北海道の経済界トップが予想 北電 藤井裕会長は「晴れ」 アークス 横山清会長は「曇り」

北海道放送 / 2025年1月7日 20時41分

今年の干支は「巳年」。
株式相場の格言では「辰巳天井」と言われ、株価が上がり景気が上向く年とされますが、北海道内の経済界トップたちはどう見ているのか、大予測です。

7日開かれた札幌商工会議所の新年交礼会。

官公庁や道内企業の経営トップが顔をそろえました。

髙橋智也記者
「今年の道内の景気はどうなるのか、企業のトップに晴れ・曇り・雪・吹雪の4つで予報してもらいます」

まずは北洋銀行の会長で、商工会議所の副会頭も務める安田光春氏。

北洋銀行 安田光春会長
「曇っているんですけど、かなり『薄日』が差してきている」

北洋銀行が1月発表した25年度の北海道内の実質経済成長率は1.1%。

コロナ禍以降5年連続でプラス成長の見通しもカギになるのは「賃上げ」だといいます。

北洋銀行 安田光春会長
「今年おそらく3年連続で大幅な賃上げがあるとすれば、物価上昇も落ち着いた中で雇用と所得の関係はよくなるとみている」

経済界で外せない話題はやはり、こちら。

4月から試作ラインの稼働が始まる次世代半導体工場のラピダスです。

大きな期待感を示すのは、北海道電力の藤井裕会長です。

北海道電力 藤井裕会長
「願いも込めて『晴れ』。GX関連産業の集積も期待できると思うので、巳年のいい変革の年になると思う」

ラピダスへの電力供給源としても動きが注目される泊原発の再稼働については…。

北海道電力 藤井会長
「地域の皆さまの理解が不可欠なので、それをなくして再稼働はできない」

一方、去年はイトーヨーカドーの道内撤退やロピアの進出など大きな変化があった小売り業界。

アークスの横山清会長は慎重な見方を示しました。

アークス 横山清会長
「『かすみがかった曇り』だろうと。そんなにひどくはないけど、見通しは明るいかもしれないけど、現実問題として人口は減るし、大変な状況の中でも地域に密着した仕事をすれば曇りでもいい生活はできる」

去年1年間の企業倒産件数は262件と3年連続で増加している道内。

ヘビのように長い好景気へと脱皮できるのか、期待と不安が入り混じる2025年がスタートしました。

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