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【江別大学生暴行死】主犯格の18歳男に“酌むべき点は皆無”家庭裁判所が厳しく非難、知人は「中学時代から暴力的、相手を全裸にさせることが趣味」

北海道放送 / 2025年1月9日 20時11分

2024年、北海道江別市で男子大学生が集団暴行を受けて死亡し、少年を含む6人が逮捕された事件。

札幌家庭裁判所は「検察官送致」(逆送)となった少年らのうち、18歳のアルバイト従業員の男を「主犯格」と認定し、犯行を厳しく非難しました。

この事件は2024年10月、江別市の公園で大学生の長谷知哉さん20歳が集団暴行を受けて死亡し、キャッシュカードなどを奪われたものです。

長谷さんの交際相手の八木原亜麻被告20歳とその友人の川村葉音被告20歳の起訴に続き、少年ら4人に下されたのは「大人と同じ」刑事処分が相当とされる「検察官送致」、いわゆる「逆送」の決定でした。

・札幌家庭裁判所の決定要旨(梶川匡志裁判長)
「被害者は、落ち度がないにも関わらず、少年らに長時間一方的に攻撃され、金銭等を奪われた上、最終的に生命を落としたのであって、その肉体的、精神的苦痛は計り知れない」

少年らのうち3人は死亡した長谷さんと面識がなかったとみられます。

家裁は、このうち18歳のアルバイト従業員の男を「主犯格」と認定しました。

・札幌家庭裁判所の決定要旨(梶川匡志裁判長)
「みずから率先して被害者に積極的に暴行を加え、終始犯行を主導しており、動機は身勝手極まりなく、酌むべき点は皆無である」

「主犯格」とされた18歳の男の知人は、男には、中学時代から暴力的な面があったと話します。

・中学の同級生
「問題児。結構(先生に)反抗とかして、暴力が多かった。けんかした相手を全裸にさせることが趣味だったらしい」

・中学の同級生
「高校に入ってからつるむ人が派手になってきて、だんだん派手な方向に行ってしまっていた。中学時代はクラスであまり目立っていない人に悪口言ったりとか、暴力をふるっていた」

男を含む少年ら4人は、強盗致死などの罪で起訴されれば、大人と同じ裁判員裁判を受けることになります。

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