食品加工会社に侵入し電動ピックなど工具２点盗む「落とし物」として届けられ被害発覚 防犯カメラで割り出し48歳の男を逮捕 北海道八雲町

去年11月、北海道南部の八雲町にある食品加工会社の工場に侵入し電動工具を盗んだとして、48歳の男が逮捕されました。

建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕されたのは、函館市昭和4丁目の会社員、佐藤良勝容疑者48です。

佐藤容疑者は、去年11月24日午後3時ごろ、八雲町立岩にある日本フードパッカーの工場に侵入し、工具の電動ピックなど2点（時価合計3万円相当）を盗んだ疑いが持たれています。

警察によりますと、去年12月上旬、事件とは関係のない人が、八雲町内で盗まれた工具を拾い「落とし物」として警察に届けました。

警察は、工具に記載された会社に連絡すると、会社に工具を持ち出したことに心当たりがないため、防犯カメラを確認したところ、何者かに侵入され、盗まれていたことが判明しました。

警察は、防犯カメラの記録などから佐藤容疑者を割り出し18日、逮捕しました。

警察によりますと、盗まれた電動ピックは、コンクリートに穴を開けたり、削ったりする工具で、取り調べに対し、佐藤容疑者は容疑を認めているということです。

佐藤容疑者と被害にあった会社との関係などはわかっていません。

警察は、動機を調べるとともに、盗んだ工具を捨てた理由など犯行の経緯を調べています。