「不審者がいる」と自ら通報し臨場した警察官に包丁を向け「お前やるか？」と威嚇…その場で逮捕の57歳男「包丁は向けました。冤罪だと思います」

公務執行妨害の疑いで57歳の男を逮捕した札幌中央警察署

3日午後、札幌市中央区で「不審者がいる」という通報で駆けつけた警察官に包丁を差し向けて「お前やるか？」などと威嚇し、職務の執行を妨害したとして57歳の男が逮捕されました。

公務執行妨害の疑いで逮捕されたのは、札幌市中央区南4条西16丁目に住む57歳の無職の男です。

男は、3日午後0時すぎごろ、自宅がある共同住宅で「不審者がいる」という通報を受けて駆けつけた警察官2人のうち、59歳の男性警察官に対し、包丁を差し向けて職務の執行を妨害した疑いが持たれています。

警察によりますと、通報したのは男本人で、警察官が到着したときには、男は自宅前の廊下で包丁を手にし、警察官に「お前やるか？」などと威嚇したということです。

男はその後、自宅に戻り鍵をかけましたが、警察官が呼びかけると約30分後に出て来て、その場で逮捕されました。

取り調べに対し、57歳の無職の男は「包丁は向けました。ただ自分は冤罪だと思っています」などと供述しているということです。

警察は、男が通報した経緯や、男のふだんの生活実態などを詳しく調べています。