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収益確保が課題…「プレミストドーム」で雪まつり連携のイベント実施 新年度は利用料を市が9割負担する施策も 札幌市

北海道放送 / 2025年2月7日 20時14分

札幌市の「プレミストドーム」で、さっぽろ雪まつりと連携したイベントが始まりました。
ファイターズ移転後の収益確保が課題のドームですが今後の「勝算」のポイントはどこにあるのでしょうか。

貴田岡結衣記者
「ドームに広がる一面の雪景色、ここでアクティビティを楽しむことができます!」

7日午前の札幌の「大和ハウスプレミストドーム」です。

屋外ではチューブ滑りをはじめとしたスノーアクティビティが!

さらにドームの中でも、バレーボールなど50のブースが設けられ、屋外と屋内、それぞれの特性を生かして楽しめます。

さっぽろ雪まつりが開かれるこの時期にドームに多くの観光客を呼び込もうと、札幌市とJALが連携して開いたこのイベント。

「ニンジャ」など日本文化の体験ブースもありますが…7日は外国人観光客はまばらでした。

札幌市内から
「(プロ)野球やっていたときは来ていたけれど、それ以来 来ていなかった。これだけ遊べたら楽しい」

東京から
「お馬さんと写真撮った。…楽しい」

札幌市スポーツ部施設課 菅修治課長
「毎年同じ時期に同じイベント開催されるというのは、安定的な収益確保や認知度向上にもつながる。今回の雪まつりのイベントは継続的に開催していきたい」

2023年度、6億5000万円という過去最大の赤字となり、厳しさが指摘されるドームの経営。

札幌市は、10億円を投じて巨大な暗幕で会場を仕切って利用できる「新モード」を用意しましたが、中規模コンサートの誘致が思うようにいかなかったこともあり、利用はこの2年間で6件にとどまっています。

一方で、先週開催され、推計で3万人以上を動員したeスポーツの国際大会。

「新モード」の部品を使い、暗幕で空間を分けて運営しました。

札幌市の担当者は「ドームの利用方法の新たな可能性」だと手応えを感じています。

黒字転換の正念場となる新年度に向けては…。

札幌市スポーツ部施設課 菅修治課長
「来年度の予算の中でも、主催者に対しての支援を充実させる予算を確保したい。その中でドームをさらに活用して市民に使っていただくよう取り組みたい」

札幌市は、新年度予算案に2024年度の約2倍となる1億3500万円を計上。

平日に開かれる市民参加型のイベントの場合は、利用料の9割を市が負担するなどして、ドームの活用の場を広げたい考えです。

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