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北海道の子どもは“肥満傾向”で“虫歯”も多かった 文科省の調査で5歳~17歳までの全年齢で全国平均を上回る 運動時間の少なさやスマホを使う時間の長さも関係か

北海道放送 / 2025年2月12日 20時2分

北海道には「肥満傾向にある」子どもと「虫歯」の子どもが多い!?そんなちょっと頭の痛くなるような調査結果がまとまりました。

文部科学省が、全国の5歳から17歳までの児童・生徒を対象に毎年行っている「学校保健統計調査」。

12日に調査結果が公表されました。

貴田岡結衣記者
「北海道の子どもたちは“肥満”と“虫歯”の割合が全国値を上回っていることがわかりました」

これは『肥満傾向』にある子どもの割合を示すグラフです。赤い色で示したのが、北海道の数値です。

幼稚園児から高校生までのすべての年齢で、全国の値を上回りました。

なぜなのか…思い当たる“フシ”をマチの人に尋ねてみると…。

60代夫婦
「運動不足?運動不足かなあ」

80代男性
「食事は不規則になってるし、ジャンクフードも食べるし…たくさん」

30代女性
「あまり外で遊ばない、携帯、YouTubeとか(を見ている)。(5歳の息子は)茶色い食べ物しか食べない、ハンバーグとか唐揚げとか」

文科省の別の調査でも、全国平均と比べて『運動時間が少ない』『スマホを見る時間が長い』という結果が明らかになっています。

研究者からも“車社会であること”など、地域事情が関係しているという指摘があります。

学校医の経験もあり、肥満外来を持つ札幌のクリニックの医師は、子どもの肥満は、決して見過ごせない問題だと話します。

宮の沢小池こどもクリニック 小池明美 院長
「早く大人の病気になってしまう。血圧が高かったり、脂肪が多くなって、血管がドロドロになったり」

そして、北海道で多いのが、虫歯の子どもたちです。こちらも、すべての年齢で全国の値を上回っています。

治療していない人の割合も高く、原因の一つに『病院の数に地域差があるため』と指摘する歯科医師もいます。

ただ、道教委は原因の特定には至っていないとした上で、「生活や運動習慣改善のため、家庭や地域と連携して対策を進めていきたい」と話しています。

森田絹子キャッスター)
取材した小池医師は子どもの肥満を改善するには、次のような取り組みが必要としています。

●食事は【学校給食】をモデルに、炭水化物は一食一膳、お菓子は小皿1つ分。

●運動は、自宅の家事でもOK!身近な心がけが有効。

ただ、思春期とも重なるため、過度な食事制限などの『無理なダイエットは禁物』と警鐘も鳴らしています。

一方、「身長」については、全国の値を上回る年齢が比較的多くなっています。

堀啓知キャスター)
北海道内で肥満や虫歯が多い理由は、あくまで「特定されていない」ということですが、ちょっと歩いてみたり、お菓子を抜いてみたり、まずは出来ることから、子どもたちの生活習慣を見直すことが大切とのことです。

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