“歩きながら“が食べ過ぎリスクを増大させる! 意識的に食べ物を気に留めて食事を

ヘルスプレス / 2015年9月7日 22時48分

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「歩きながら」が食べ過ぎに bertys30/PIXTA(ピクスタ)

 体重に気を付けている人は、「歩きながら食べる」ことはしないほうがよい――。「歩きながら食べる」と、後の食べ過ぎにつながることを、英サリー大学健康心理学教授のJane Ogden氏らが『Journal of Health Psychology』(8月20日号)で報告した。

 Ogden氏らの研究では、女性60人を対象として、3つの「ながら食べ」グループに20人ずつ無作為に振り分けた。第1群は「5分間歩き回りながら」、第2群は「TVを見ながら」、第3群は「会話をしながら」シリアルバーを食べた。対象者の約半数がダイエット中だった。

 少し後に、全員に、チョコレート、ポテトチップ、ニンジン、ブドウなどのおやつを提供。その結果、シリアルバーを食べ歩きしたダイエット中の対象者は、ほかのダイエット中の対象者に比べてより高カロリーを摂取し、チョコレートを約5倍食べた。ただし、ダイエット中でない場合、食べ歩きをしてもチョコレートを食べたがることはなかった。

認識していないと食べ過ぎに......

 Ogden氏は、「今回の研究結果は、ダイエット中の人が"動きながら"食べた場合、同日中の食べ過ぎにつながる可能性があることを示している」と述べ、「動きながら食べた人は、食べている物を十分に認識していないか、『活動しているから後で多く食べてもよい』と考えた可能性がある」と述べている。この研究では、歩いた時間はわずか5分であるため、余分なカロリーが必要になったとは考えにくい。

 また同氏は、「食事をする際は、"意識的に食べ物を気に留めながら"食べることが重要だ」とアドバイスしている。

「食べる」という行為を脳内に記憶させる

 ちなみに、英バーミンガム大学の研究でも、「ながら」食事は太りやすい傾向にあるという報告がなされている。この研究では、"賞金をかけた"ゲームをしながら昼食したグループが、「食事だけ」「普通のゲーム」グループに比べて、その後、ビスケットに手を伸ばす率が高かいという結果となった。

 食事に集中せずにいると、「食べる」という行為を脳内にしっかり記憶させにくくなる。すると、後で空腹を感じやすくなり、スナック菓子などに手を伸ばしてしまう......というわけだ。何を食べているかをはっきりと脳が記憶されることは、食欲をコントロールする上で重要だ。

簡単で有効な方法は「よく噛む」こと

 脳の視床下部にある「満腹中枢」は、食事で満腹を感じる器官だ。食事して血糖値が上がるのを感知して、体に必要なエネルギー量かを判断する。「これ以上は不要」と判断した場合は、食欲が止まって満腹を実感する。

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