警戒、新型ノロウイルスを予防! 幼稚園児が手洗いに“+ヨーグルト“で効果を徹底

ヘルスプレス / 2015年12月9日 19時40分

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 12月8日、茨城・日立市の認定こども園で、園児や職員あわせて131人が、おう吐や下痢などの症状を訴え、ノロウイルスによる集団感染ではないかとのニュースが報じられた。今年もノロウイルスはやはり十分な警戒が必要だ。特に感染した場合の重症化が懸念されるのは、保育園や幼稚園、高齢者施設などだ。

 今年は新型のノロウイルスの感染拡大が危惧されている。毒性は従来と変わらないが、遺伝子配列「GII・17」という種類が変異した新型が川崎市で昨年確認されて以来、同種のウイルスは、今年1月からその検出数が徐々に増加、川崎市以外では、長野県、栃木県、大阪府などでも確認されている。ここに来て日立市の報道だ。

 12月初め、杉並区の久我山幼稚園で徹底した手洗い習慣を付けてもらおうと、地域の小児科医を招き『正しい手洗いが楽しく学べる!徹底手洗い教室』が開催された。

 講師を務めた杉並堀ノ内クリニックの粂川好男院長が、紙芝居方式でばい菌や手洗いの大切さを話し、実際の手洗い教室では、ばい菌の代わりとなる蛍光塗料を手に付けて洗い、ブラックライトで洗い残しを確認できる「手洗い評価キット」で指導した。

効果的な手洗いは最低でも30秒ほど

 粂川院長が「手は30秒かけては洗ってくださいね。30秒と言ってもわかりにくいけど、ハッピーバースデーの歌を2回歌うとちょうど30秒だよ」と説明、園児全員が「ハッピーバースデーツーユー!」と大合唱。

「この30秒というのは、手の甲と手のひら、指の間、指先など基本的な手洗いをすると最低でもこのぐらいの時間がかかります。しかし、消費者庁の調査発表でもわかりますが、ほとんどのヒトが十分な時間をかけていない」と粂川院長。

 消費者庁の調査発表(平成27年11月12日)によると、2000人を対象にして行なわれた調査の結果、「家庭で食事前に手を必ず洗う」と答えたのはわずか52.6%にとどまり、「トイレの後に手を洗わないことがある」人も15.4%になった。手洗いの目的を「感染予防、汚染防止を目的」と明確に意識しているのは約半数だ。

 さらに「1回の手洗いにかける時間」では、5~10秒が39.7%と最も多く、続く10~15秒をあわせると実に66%が不十分な手洗いで済ませていた。5秒未満という手に水をかけるだけのような手洗い時間も8.3%あった。さらに、手洗いについて学んだことがあるかとの問いには、45.2%が学んだことが無いと回答している。こうしたことから、早い時期からの手洗いの習慣化が必要だといわれる。

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