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「IoT」を医療やヘルスケアに特化した「IoMT」は未来の医療を激変させる

ヘルスプレス / 2018年3月22日 8時0分

第3点、医療ミスの抑制
患者の医療・健康データに基づく意思決定と医療業務の自動化・効率化を実現するので、人為的な医療ミスを最少限にコントロールできる。

第4点、患者経験の改善
IoMTによる医療ケアは、予防治療や正確な診断、タイムリーかつ適切な医療ケア、責任ある医療サービスを提供できるため、患者の厚い信頼を得ることができる。

第5点、薬剤管理の効率化
IoMTを用いてプロセスを自動化するので、薬剤管理にかかる業務を効率化できる。

 特に、米国の病院は、医療コストの削減に努めるためにIoMTの導入を急いでいる。なぜなら、高騰し続ける医療費に対する規制が日々経営を締め付けているので、医療サービスの効率性と有効性を高めるIoMTを積極的に活用する経営的なインセティブが強く働きやすいのだ。

 たとえば、2010年3月に成立した「オバ マケア」(医療制度改革法:ACA)は、再入院する患者の比率の高い病院にペナルティを科している。

 退院後の患者の健康状態を維持するために、医療関係者が様々なデータを基に医療サービスにかかる時間やコストを削減しながら、病院は、医療ケアの質向上につながるIoMTソリューションへ向かわざるを得ない差し迫った状況があるのだ。

IoMTは3050億ドル(32兆3300億円)もの膨大な医療費の削減効果を生む!

 ニューヨークに本社がある国際金融グループのゴールドマン・サックス社は、2015年6月に発表した「米国の医療業界のIoT活用におけるデジタル化動向に関する報告書」で、 IoMTのベネフィットを「遠隔監視」「遠隔医療」「行動修正」の3大カテゴリーに集約している。

IoMTなら「遠隔監視」できるので、世界中のどこにいても常時、患者は医師や介護者に直結できる。たとえば、糖尿病患者は常に血糖値を監視しながら、データをスマートフォンを使ってルーティング(制御)し、医師と電話やビデオ会議を介してリアルタイムでコミュニケーションをとりつつ、医師の処方やアドバイスを正確に確認できる。

 その結果、患者の病気への関与意識や治療を選択する能力が強化され、アドヒアランス(服薬遵守)が高まり、予防へのモチベーションが向上するので、患者のケアの改善につながる。   

 その結果として、IoMTによる「遠隔医療」は、高コストの救急医療への患者の依存を減らし、医薬品の服用、適切な栄養管理、運動のスケジュールなどを適切にサポートできるので、患者の行動変容や「行動修正」を促す重要な役割を果たせるというのだ。

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