親のスマホ&タブレット依存で親子関係が崩壊! 大切なのは子どもと向き合う時間

ヘルスプレス / 2018年7月31日 8時0分

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親のスマホ&タブレット依存は子どもの「愛着障害」を引き起こす(depositphotos.com)

 なぜ親は子育てが苦痛になるのだろう? なぜスマホ依存に陥ったり、スマホネグレクトに走るのだろう?――。

 米ミシガン大学医学部小児科学のJenny Radesky氏らは、「子どもに手を焼く親ほど電子機器をよく使い、子どもと向き合う時間が減るため、親子関係の悪化につながる」とする研究を『Pediatric Research』6月13日オンライン版に発表した。

子どもは親の気を引こうと行動する

 発表によれば、5歳以下の子どもを持つ183組の両親を対象に、6カ月にわたってオンライン調査を4回実施。両親にテレビ、スマホ、タブレット、パソコンなどの電子機器を、子どもと一緒にいる間に使用する頻度、ストレスの程度、子どもの落ち着きのなさや癇癪などの問題行動との関連性を調べた。

 その結果、ほとんどの親が、子どもと過ごしている間に少なくとも1日に1回は電子機器を使用。親は子どもが問題行動を起こすと、強いストレスを感じ、そのストレスが大きいほど電子機器をよく使用していた。また、親が電子機器を使用するほど、子どもと向き合う時間が減るため、時間の経過に伴って子どもの問題行動は悪化していた。

 Radesky氏は「子どもは、親の注意が電子機器ばかりに向けられていると不満を持ち、親の気を引こうと行動する。親は、ストレスの多い仕事のメールやSNSをできるだけ控えつつ、子どもと向き合う密度が濃い時間を過ごせば、良好な親子関係を築けるだろう」とアドバイスする。

 一方、米ニューヨーク大学(NYU)ランゴンヘルスのYamalis Diaz氏は、「スマホやタブレットが必ずしも原因でなく、スマホやタブレットは、テレビや本などよりも、場所や時間を問わず使える利便性か高いので、親子関係に及ぼす影響がより大きいかも知れない」と説明している。

親のスマホ&タブレット依存は子どもの「愛着障害」を引き起こす

 スマホやタブレットは生活に欠かせないツールだが、さまざまな精神的な障害(テクノフェレンス)を招くリスクが高く、スマホ依存やスマホネグレクトに陥る親が少なくない。

 20~39才の母親を対象にした内閣府の調査によると、「育児中、スマホやタブレットに助けられた経験は?」の問いに「よくある=26.9%」「時々ある=36.3%」と、およそ6割以上の母親がスマホに依存している事実が分かった。

 親がスマホに夢中になり、子どもを無視(スマホネグレクト)していると、子どもの「愛着障害」を引き起こしやすいと警告する医療人が多い。

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