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バンタム級王座狙う堤聖也が「ヒーローと共演できる」憧れの井岡一翔と同じ7月7日両国国技館でセミファイナル

スポーツ報知 / 2024年6月13日 14時30分

モンスタートーナメント準決勝で対戦する日本バンタム級王者・堤聖也

◆プロボクシング ▽56キロ契約10回戦 堤聖也―ウィーラワット・ヌーレ(7月7日、東京・両国国技館)

 WBA世界バンタム級(53・5キロ以下)2位、IBF同級3位、WBO同級7位、WBC同級11位の堤聖也(角海老宝石)が13日、都内で7月7日に両国国技館で行われる興行のセミファイナルで試合を行うと発表した。

 WBA世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)王者の井岡一翔(志成)とIBF同級王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)の王座統一戦がメインの興行で、ウィーラワット・ヌーレ(タイ)と対戦する。堤は「井岡さんは高校生のときにすでに世界戦をやっていた。同じ日、同じリングで戦えることは光栄だし、うれしい。ヒーローと共演できる」と喜びを口にした。

 堤は22年6月に澤田京介(JBスポーツ)に8回TKO勝ちで日本タイトルを獲得すると、その後、4度防衛に成功。今年に入って王座を返上し、世界タイトル挑戦を見据えていた。前WBO世界バンタム級王者ジェーソン・モロニー(オーストラリア)の武居由樹(大橋)戦に向けたスパーリングパートナーを務め、先月下旬から今月10日までは米国と海外修行を積んだ。

 米国では来月20日に初防衛戦に臨むWBC世界バンタム級王者の中谷潤人(M・T)、WBO世界フライ級(50・8キロ以下)王座決定戦を戦うアンソニー・オラスクアガ(米国)らとスパーリング。パンチの正確性や米国人の強さを肌で感じた。特に「中谷くんは強かった。全然やられた」と世界王者との差、自分の弱さを知ることができたという。

 現在、バンタム級はWBAが井上拓真(大橋)、WBCが中谷、IBFが西田凌佑(六島)、WBOが武居由樹(大橋)と主要4団体すべて日本人が王座に就く。その中でもターゲットは「井上拓真です」と明言。高校2年時にインターハイ準決勝で敗れた井上拓の名を挙げた。

 昨年12月、意識を失い2月に亡くなった穴口一輝さん(真正)との日本タイトル戦以来の試合。「今までと変わらず覚悟を持ってリングに上がっている」と堤は表情を引き締めた。

 大橋ジムの大橋秀行会長は2月に「統一戦に進む前の対戦候補として堤がいる。あれだけの試合をやってのけた堤にチャンスを与えたい」と堤が井上拓の防衛戦の候補であることを認めている。世界戦への道を閉ざさないためにも、七夕の両国国技館で負けられない一戦に臨む。

 戦績は28歳の堤が10勝(7KO)2分け、22歳のウィーラワットが4勝(2KO)1敗。

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